夏野菜の中でも特に人気が高いキュウリは、日本国内にも多種多様な品種が存在します。
よく知られている白イボキュウリをはじめ、形状や色に特徴があるさまざまなキュウリが栽培されています。
Vシャイン:病気に強いキュウリの品種
病気に強く栽培しやすいキュウリの品種として、Vシャインがおすすめです。
特に病気に悩まされている方には、この品種の試験栽培が効果的かもしれません。
Vシャインのおすすめポイント
- 管理が容易な草姿
Vシャインは立性で小葉の草姿をしており、風通しが良く過繁茂しにくいため、管理や収穫が容易です。 - 収量が増加する枝発生
主枝における雌花率が高く、早い肥大と多い枝数により、収量が初期から高まります。夏秋のトンネルから露地栽培に適しています。 - 栽培後半も安定した秀品率
栽培の後半まで果実の長さが安定し、秀品率が高い特徴を持ちます。極濃緑色の果実は、約21~22cmの長さで、食味が良いです。 - 耐病性が優れている
うどんこ病やべと病に強く、ウイルス病(特にZYMV)にも耐性があり、減農薬栽培が可能です。
注意点
Vシャイン品種では、稀にオフタイプ(特徴が異なる個体)が発生することがあります。
夏野菜栽培の楽しみの一つとして、Vシャインのキュウリ栽培を試してみてはいかがでしょうか。
耐病性が高く、管理しやすいこの品種は、特に初心者にも適しています。
おすすめキュウリ品種ランキング
キュウリは日本国内で多くの品種が栽培されている夏野菜の代表格です。
今回は特におすすめのキュウリ品種について紹介します。
5位: Vシャイン
- 病気に強く、農薬を使わずに育てたい方に適しています。
- 小葉で立性の草姿をしており、管理がしやすいです。
4位: フリーダム
- 欧米キュウリの血を引く、イボのない滑らかな外観。
- 皮が薄く、歯切れの良い食感が特徴。
- 青臭さが少ないので、野菜が苦手な子供でも食べやすいです。
3位: 四葉きゅうり
- 昔ながらのいぼいぼタイプのキュウリ。
- 漬物に最適で、皮の柔らかさと味が濃厚です。
2位: 常勝661
- プロの農家にも愛用される、収穫量と病気耐性に優れた品種。
- 枝の成長が適度で管理がしやすいです。
1位: 夏すずみ
- 30年以上にわたるロングセラー品種。
- 夏の高温に強く、初心者にも育てやすいです。
日本に存在するキュウリの種類
日本では以下のような品種のきゅうりが一般的です。
白イボキュウリ
- 濃い緑色の皮に白いイボが特徴。
- 水分が豊富で、歯切れの良い食感です。
加賀太キュウリ
- 石川県の特産品で、太くて寸胴の形状。
- 皮をむいて種を取り除き、煮物や詰め物に適しています。
四葉キュウリ
- 早生品種で、細長いゴーヤに似た外観。
- 皮が薄く食味が良いが、市場ではあまり見られません。
四川キュウリ
- 四葉キュウリの改良品種で、表面に細かいイボがあります。
- 漬物用に好まれる味と風味を持ちます。
イボ無しキュウリ
- 表面にイボがなく、洗いやすい。
- 「フリーダム」などの品種があり、青臭さが少ないです。
これらの品種を家庭菜園で栽培し、さまざまなキュウリの味を楽しむことができます。
まだある!きゅうりの在来品種
日本には長い歴史と共に多種多様なキュウリの在来品種が存在します。
その中から、伝統ある品種をいくつか紹介しましょう。
加賀太キュウリ
- 加賀野菜の一つで、大きさが500gを超えることもある。
- 通常のキュウリと異なり、煮物用として使用されることが多いです。
- スープや煮込み料理に適しています。
大和三尺キュウリ
- 奈良県の伝統野菜で、奈良漬けに使用されることが多いです。
- 長さが特徴で、独特の風味と食感を持っています。
相模半白キュウリ
- 昭和初期に流行した昔ながらの品種。
- 早生で多収穫な品種で、サラダに適しています。
- 緑色の濃い部分は少し苦味があります。
霜しらず地這
- 暑さに強く、枝が多いため、地面に這わせて栽培するのに適しています。
- 支柱やネットが不要で、手軽に栽培できます。
きゅう太郎
- ヨーロッパで人気のミニキュウリタイプ。
- 手のひらサイズで初心者にも育てやすい。
- ベランダ栽培にも適しています。
ホワイティ25
- 小さい頃は緑色ですが、成長すると白に近い薄緑に変わります。
- 白いキュウリは珍しく、料理のアクセントになります。
これらの品種は、それぞれ独特の特徴や魅力を持っています。
家庭菜園での栽培に挑戦する際には、これらの伝統的な品種を選んでみるのも良いでしょう。
毎年異なるタイプのキュウリを栽培することで、さまざまな味わいを楽しむことができます。
きゅうりはVシャイン以外にも種類が豊富 まとめ
キュウリの栽培に興味を持っていただけましたか?
日本には多くの伝統品種が存在し、それぞれにユニークな特徴があります。
様々な品種を試すことで、毎年新しい発見と楽しさが待っています。
さて、今年の夏は家庭菜園でキュウリ栽培にチャレンジしてみませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました!