きゅうりは元々夏の野菜ですが、現代では年中手に入り、サラダや漬物などで頻繁に利用される便利な野菜です。
この記事では、きゅうりが「六つの基礎食品群」でどの群に分類されるか、また「三色食品群」ではどの色にあたるか、さらに「五大栄養素」の含有成分について説明します。
きゅうりは4群で何色に該当？
- 六つの基礎食品群での分類： きゅうりは「淡色野菜」であり、六つの基礎食品群では「その他の野菜・果物」のカテゴリーに属します。
- 三色食品群での分類： きゅうりは「緑色」の食品群に分類されます。これは緑色の野菜や果物が含まれるカテゴリーです。
きゅうりの栄養素
きゅうりの可食部100gあたりの栄養素は以下の通りです。
- エネルギー：14kcal
- 水分：95.4g
- 炭水化物（糖質）：3.0g
- 脂質：0.1g
- たんぱく質：1.0g
- ビタミン：カロテン 330μg、ビタミンE 0.3mg、ビタミンK 34μg、ビタミンB1 0.03mg、ビタミンB2 0.01mg、ナイアシン 0.2mg、ビタミンB6 0.05mg、葉酸 25μg、パントテン酸 0.33mg、ビタミンC 14mg
- ミネラル（無機質）：ナトリウム 1mg、カリウム 200mg、カルシウム 26mg、マグネシウム 15mg、リン 36mg、鉄 0.3mg
これらの情報は五訂日本食品標準成分表をもとにしています。
きゅうりの栄養価についての理解を深める参考にしてください。
食品群の種類とは？
食品群は通常、栄養素やその働きに基づいて3群、4群、6群に分類されることがあります。
これは、日本人が不足しがちな栄養素を補うことを目的とした食事計画の一環です。
簡単な3つの食品群の分類から、より詳細な6つの食品群に至るまで、異なる方法で食品を分けています。
これらの分け方を理解しておくと、栄養バランスの良い食事を作りやすくなります。
3つに分ける食品群
この方法では、食品を「赤群」、「黄群」、「緑群」の3つに分類します。
赤群は主にタンパク質源（肉、魚、大豆製品、卵、乳製品など）、黄群は炭水化物源（米、パン、麺類、いも類、砂糖など）、緑群は体の健康を維持する野菜や果物が含まれます。
4つに分ける食品群
4群に細分化することで、日本人に不足しがちな栄養素をより詳細に補うことができます。
牛乳や乳製品、卵などが別の群に分類されています。
6つに分ける食品群
この分類は、より専門的な栄養管理を必要とする人々に適しています。
これらの分類を理解しておくことで、例えばダイエットをしている人や運動選手などは、自分の目的に合わせた栄養管理を行いやすくなります。
また、バランスの良い食事を心がけることで、必要な栄養素を自然な形で摂取できます。
栄養バランスの取れた食事メニューを計画するコツ
食品群を理解し、栄養バランスの取れた食事メニューを計画するには、まず「三大栄養素」の摂取が重要です。
食品群でいうと、赤群（肉、魚、大豆製品など）、黄群（米、パン、麺類など）、緑群（野菜、果物）に相当します。
基本的な食事メニューは、主食、主菜、副菜をバランスよく摂ることですが、塩分や油の過剰摂取には注意が必要です。
洋食や中華料理も候補に
和食に限らず、洋食や中華料理もバランスの良い食事として楽しむことができます。
ただし、ここでも油の使用量や塩分には注意が必要です。
食事メニューに変化をつけることで、飽きを防ぎ、精神的なストレスを減らすことも大切です。
バランスの良い食事は、ただ栄養素を摂るだけでなく、「美味しい」と感じることも重要な要素です。
きゅうりの食品群についてのまとめ
食品群を把握することは、日常の食事作りに彩りと栄養バランスをもたらします。
食品群の理解は、食事メニューの計画を容易にし、買い物時に必要な食材を選ぶのにも役立ちます。
基本的なアプローチは、三大栄養素（炭水化物、脂質、タンパク質）を中心にしたメニューを構成し、そこにスープや味噌汁などの汁物を加えることで、栄養のバランスをさらに良くすることができます。
最初は複雑に考える必要はありません。
基本的な食品群から始めて、徐々に献立作りのスキルを高めていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました！
