とうもろこしは、たんぱく質、炭水化物、ビタミンなど多くの栄養素を含んでおり、その甘みから赤ちゃんにも好まれる野菜です。
ただし、実の表面についている薄皮があるため、赤ちゃんに与える前には適切な下ごしらえが必要です。
今回は、とうもろこしは7カ月から離乳食に取り入れるべきかなどご紹介します!
とうもろこしは7ヶ月からでもOK?
以下では、離乳食としてのとうもろこしの導入時期と調理法について詳しく解説します。
離乳食でのとうもろこしの取り入れ方
初期(5〜6ヶ月頃)
- 選び方:赤ちゃんに与えるとうもろこしは、完熟しているものを選ぶことが大切です。
- 調理法:よく洗った後、水に15分間浸して茹でます。
- 量:はじめは少量から始め、赤ちゃんが慣れてきたら徐々に量を増やします。
- 食感:ペースト状にして、飲み込みやすく調整します。
中期(7〜8ヶ月頃)
- 選び方:初期と同様に、完熟したとうもろこしを選びます。
- 調理法:初期と同じく15分程度茹でた後、2-3mmサイズに細かく刻むことが推奨されます。
- 量:初期よりも多く、約30gを目安にします。
後期(9〜11ヶ月頃)
- 選び方:引き続き、完熟したとうもろこしを選びます。
- 調理法:15分程度茹でた後、5-8mmのサイズに切り、バナナほどの柔らかさにするのが適切です。
- 量:中期よりも増やし、約40gが適量です。
下ごしらえのコツ
生のとうもろこしは柔らかく茹でた後、皮を剥く。
缶詰のとうもろこしは、水を切り、短時間茹でた後、最初は皮を剥いて調理する。
管理栄養士のアドバイス
初期の離乳食ではペースト状にすることが望ましいですが、生のとうもろこしをすりおろしてから茹でると、調理時間を短縮できます。
中期にはやや固めのペースト状も食べられるようになりますが、裏ごしをして皮を取り除くことを忘れないでください。
以上のポイントを踏まえて、赤ちゃんの成長段階に応じたとうもろこしの取り入れ方を心がけましょう。
アレルギーなど注意点
とうもろこしは栄養豊富で甘みも強いため、赤ちゃんにも好まれる野菜ですが、アレルギーを引き起こす可能性があるため、初めて与える際は慎重に少量から始め、赤ちゃんの反応を注意深く観察することが大切です。
アレルギー反応が見られた場合は、専門家や医師のアドバイスを仰ぎながら離乳食のメニューを調整することが推奨されます。
とうもろこしがそのまま便に出る?
とうもろこしの消化についての注意点として、とうもろこしの表皮に含まれるセルロースは人の消化酵素では分解されず、便にそのまま見えることがありますが、これは栄養素が吸収されずに排出されているわけではありません。
この特性を利用して、消化の速度や腸の健康状態を把握することも可能です。
とうもろこしの冷凍方法
とうもろこしは鮮度が落ちやすいため、調理後は早めに冷凍保存することがおすすめです。
特に、離乳食で使い切れない場合は、1回分ずつ小分けにして冷凍すると便利です。
製氷皿を使って同じ量を簡単に分けることができます。冷凍保存は1か月を目安に利用しましょう。
おすすめのとうもろこし離乳食レシピ
とうもろこしペースト(初期段階向け)
- とうもろこしを電子レンジで加熱します。
- 加熱後、冷ましてから実だけを取り出し、裏ごしします。
- お湯を加えて調整し、滑らかなペースト状にします。
- 使用しない分は小分けにして冷凍保存できます。
とうもろこしのおやき(中期段階向け)
- とうもろこしの粒をすり鉢で潰します。
- 潰したコーンに豆腐を加えてよく混ぜます。
- 片栗粉を加えてモチモチの食感にし、小さな円形に成形します。
- フライパンで両面をしっかりと焼きます。
これらの点を考慮しながら、とうもろこしを離乳食に取り入れてみてください。
とうもろこしは7カ月からでもOK! まとめ
今回は、赤ちゃん向けのとうもろこし離乳食に焦点を当てて説明しました。
とうもろこしは栄養豊富で、自然な甘さが赤ちゃんにも好まれるため、離乳食として非常に適しています。
ただし、赤ちゃんの成長に合わせて調理方法や食材の大きさ、硬さなどを適切に調整することが重要です。
それぞれの成長段階に応じた方法で、安全かつ栄養価の高い離乳食を提供しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!