オクラは夏にピッタリの栄養満点の野菜で、ビタミンB1、B2、C、カロテン、カルシウム、鉄、リン、カリウムなどの栄養素が豊富に含まれています。
オクラの栽培は初心者にも扱いやすく、豊富な収穫が期待できるため、家庭菜園での人気が高まっています。
さらに、鮮やかな黄色のハイビスカスに似た花も楽しむことができます。
ここでは、オクラの栽培方法と育て方のポイントを紹介します。
家庭菜園で育てやすいオクラの品種
オクラには角オクラや丸オクラといったさまざまな品種が存在しますが、栽培方法はどの品種も同じですので、好みの品種を選ぶことができます。
露地栽培では大きく育つオクラですが、ベランダや限られたスペースでの栽培には、「ピークファイブ」などの草丈が短い品種が適しています。
種か苗か、どちらから育てるべきか
オクラの栽培は種からでも苗からでも始めることができますが、初心者には特に苗からの栽培が推奨されます。
種からの栽培は気温の変動に左右されやすく、失敗の可能性もありますので、暖かくなってから植えることが大切です。
オクラの栽培のコツと注意点:植える時期
- プランターの選択: 直径30cm以上の深型の大型プランターを選びましょう。これにより、オクラの根が十分に伸び、健康的に成長します。
- 土の選択: 野菜用の培養土を使用し、安全で品質の高いものを選ぶことが重要です。
- 支柱の準備: オクラは株が大きくなるため、150cmの支柱を用意しておき、花が咲き始めたら設置しましょう。
- 種まきと植え付け: 種まきは5月中旬以降に行い、苗の植え付けは5月中旬から6月下旬までに行います。気温が安定してから植えることが肝心です。
- 害虫対策: 定期的に葉をチェックし、必要に応じて食品成分由来の薬剤で防除しましょう。
- 支柱の使用と追肥: 花が咲いたら支柱を立て、追肥を行います。これにより、株がしっかりと支えられ、実りも良くなります。
オクラの収穫
オクラは成長が早いので、花が咲いてから3〜4日で収穫できます。
適切な収穫時期を見極めることが重要で、遅れると硬くなってしまいます。
このように、オクラは家庭菜園で扱いやすく、栄養価が高いため、育てがいのある野菜です。
適切な管理と愛情を持って育てれば、豊富な収穫を楽しむことができるでしょう。
オクラの育て方・Q&A
- Qオクラの種を1箇所に6粒ほど蒔きましたが、場所によっては1苗しか育ちませんでした。どうすればたくさん発芽しますか?
- A
オクラは発芽率が低い野菜です。多めに種を蒔くのはそのためです。発芽率を上げるには、種を蒔いた後、しっかりと土を押さえて土と種を密着させることが重要です。畑であれば足で踏むくらいが適切です。1箇所に最低でも2株、できれば3株を密植させるようにしましょう。発芽しなかった場所には、苗を購入して補うという方法もあります。
- Qオクラの実がなりましたが、実が曲がっています。なぜでしょうか?
- A
実が曲がる原因はいくつかあります。オクラの株が何らかのストレスを受けると実が曲がったり、イボができたりします。水不足や肥料不足、逆に肥料や水が多すぎる場合にもこうした現象が起こります。また、土中の根が虫にかじられたり、実そのものが虫にかじられた場合も原因となります。収穫の後期になると株が老化して同様の症状が見られることもあります。時期や状況を見て判断してみましょう。
オクラの植える時期は5月~6月が良い まとめ
オクラは暖かくなってから育てることが大切です。
低温にさらされると大きくなる前に枯れる原因となります。
オクラは熱帯性の野菜であるため、気温が安定するまで待つことが栽培成功の第一の秘訣です。
焦らず、適切な時期まで待つことが重要です。
最後までお読みいただきありがとうございました!