今回は、離乳食におけるグリンピースの使用開始時期や茹で時間、アレルギーに関する情報、おすすめレシピについてまとめました。
栄養豊富で美しい翡翠色が特徴のグリンピースを、離乳食に取り入れてみてはいかがでしょうか?
離乳食でグリンピースはいつから使える?
グリンピースは、えんどう豆が成熟する前の状態で、離乳食初期(生後5〜6ヶ月)頃から使用できます。
薄い皮が付いているので、食べにくそうな場合は皮を取り除くようにしましょう。
さやえんどうや豆苗も離乳食に使えるので、グリンピースが難しい場合は試してみてください。
グリンピースの誤嚥に注意
グリンピースはそのまま与えると誤嚥や喉に詰まる危険があります。
薄皮を剥き、細かくカットして与えるようにしましょう。
グリンピースの栄養価
主要な栄養素であるヨウ素とビタミンD以外を含み、栄養価が高い点が特徴です。
相性の良い食材
カルシウムとビタミンDが豊富なしらすや白身魚(鮭、鱈など)と組み合わせると栄養バランスが良くなります。
グリンピースの目安量と調理方法
- 離乳食初期(生後5〜6ヶ月): 茹でて裏ごし器でペースト状にします。野菜・果実で20gを目安に。
- 離乳食中期(生後7〜8ヶ月): ブレンダーやフードプロセッサーで細かくし、ピューレ状にします。20〜30gを目安に。
- 離乳食後期(生後9〜11ヶ月): 軽く潰して嚥下しやすくし、30〜40gを目安に。
- 離乳食完了期(1歳頃): 軽く潰して薄皮が気になる場合は外し、40〜50gを目安に。
グリンピースの茹で時間
生のグリンピースを茹でる場合は、鞘から取り出し軽く塩を振り揉んでから、沸騰したお湯で3〜5分茹でます。
茹で上がりの色が綺麗な緑色になったら完了です。
冷凍グリンピースの場合、塩揉みは不要です。
グリンピースの皮剥き方のコツ
茹でた後に水にさらして指で押すと簡単に剥けます。
冷凍グリンピースは水につけて解凍すると剥きやすいです。
レンジで解凍する際の注意点
電子レンジでそのまま加熱すると爆発する可能性があるため、シリコンスチーマーに水を加えてから加熱しましょう。
おすすめの離乳食レシピ
グリンピースのペースト(初期・中期)
- 材料: 冷凍グリンピース 50g(数回分)
- 作り方:
- お湯を沸かす
- 冷凍グリンピースを加えて3〜5分間加熱
- 冷水に浸して薄皮を剥く(必要に応じて)
- すり鉢ですりつぶす
グリンピースのポタージュ(後期)
- 材料: 冷凍グリンピース 10g、玉ねぎ 3g、豆乳 10g、野菜だし 20g、水 10cc
- 作り方:
- グリンピースと玉ねぎを茹でる
- すり鉢で細かく潰す
- 解凍した野菜だし、豆乳、水を加えて煮立たせる
- 裏ごしする(必要に応じて)
いろどりそぼろ(完了期)
- 材料: 豚肉 15g、筍 5g、人参 5g、コーン 5g、グリンピース 5g、醤油 少々、甜菜糖 少々、油 少々
- 作り方:
- 豚もも肉を挽く
- 筍、人参、コーン、グリンピースを細かくカットする
- フライパンに油を敷き、豚肉と野菜を炒める
- 軽く醤油と砂糖で味付けして完成
離乳食の適量はどれくらい?
9カ月の男の子がいますが、離乳食をどれくらいあげれば良いのでしょうか?
基本は「食べたいだけ」
赤ちゃんの食べられる量は個人差があります。
主食とおかずの組み合わせで、おかずにたんぱく質と野菜類(いも類、果物、海藻など)が含まれている場合、赤ちゃんが食べたいだけ食べさせて問題ありません。
1食の全体の目安量
- 6カ月頃: 大さじ3~4(50~60g)
- 7~8カ月頃: 大さじ6~8(90~120g)
- 9~11カ月頃: 大さじ9~10(130~150g)
これらの量の6割程度が主食となります。
食後は離乳食の進行状況に応じて、母乳やミルクを与えましょう。
適度な声かけが大切
食欲が旺盛なことは良いことですが、赤ちゃんが噛まずに飲み込んでいる場合もあります。
9カ月頃の一口の量は、赤ちゃん用スプーンの前半分に小さじ1/2ほどの量が目安です。
満腹感を確認する
用意した量を食べ終わったときに「おなかいっぱいになったね」と声をかけ、食事を切り上げるようにしましょう。
もし赤ちゃんが泣いていたら、好きな遊びに誘導して食べることから気をそらせてあげると良いでしょう。
グリーンピースの離乳食は初期からでもOK? まとめ
グリンピースは栄養豊富で手軽に使える優れた食材です。
離乳食に取り入れて、バランスの取れた食事を心がけましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!