暖かい季節には、気温が上がり日照時間も長くなるため、家庭菜園を始めるのにぴったりの時期です。
5月に種をまくのに特におすすめの野菜はゴーヤです。
ゴーヤは沖縄料理でおなじみの夏野菜で、近年ではグリーンカーテンとしても人気があります。
ここではゴーヤとその育て方について紹介します。
ぜひ、ゴーヤのグリーンカーテン作りに挑戦してみてください。
ゴーヤの肥料と水やり
ゴーヤの肥料と水やりの頻度など、見ていきましょう。
水やりについて
鉢植えの場合、土が乾いたらたっぷりと水を与えるのが基本です。
特に夏場は乾燥しやすいので、水切れに注意します。
地植えの場合、一度根付けば特に水やりは必要ありませんが、しおれたようになった場合にはたっぷりと水を与えましょう。
肥料について
ゴーヤは長期間に渡って育つため、肥料切れを防ぐことが重要です。
植え付ける前に緩効性肥料を与え、その肥料の効果が切れる時期を目安に、追加で肥料を施します。
葉が黄色くなったら
育成中に葉が薄黄色に変色する場合、肥料が不足している可能性があります。
その場合、即効性のある液肥を与えましょう。
その後も様子を見ながら、液肥を2週間に1回のペースで与えると良いでしょう。
ゴーヤの特徴と栄養価
ゴーヤはどんな野菜で、どんな栄養素が含まれているのでしょうか。
ゴーヤには多くの栄養が含まれています。
まず、ゴーヤはビタミンCが豊富です。
ビタミンCは美肌作りを助ける成分で、炒めても壊れにくい特徴があります。
さらに、動脈硬化の予防や、がんの原因となる活性酸素の抑制にも役立ちます。
次に、βカロテンが多く含まれています。
体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を強くします。
また、抗酸化作用があり、目の健康やがん予防、免疫力向上に効果的です。
さらに、食物繊維が豊富で整腸作用があります。
他にも、カリウムが含まれており、体内の水分量を調整し、余分なナトリウムを排出して血圧を下げる効果があります。
また、葉酸も豊富で造血作用があります。
ゴーヤは栄養豊富でありながら、100gあたり約17kcalと低カロリーです。
プランターで育てるゴーヤのメリット
5月に種をまく植物としてゴーヤは最適です。
プランターで育てることには多くのメリットがあります。
まず、初心者でも育てやすい点です。
マンションのベランダでもプランターで簡単に育てることができます。
また、ゴーヤはグリーンカーテンとして優れています。
さらに、1株からたくさんの実が収穫できるので、夏の間ずっとゴーヤを楽しむことができます。
種を5月にまき、苗を購入する場合は7月頃から始めることができます。
良いゴーヤカーテンを作るためのポイント
ゴーヤカーテンを作る際には、いくつかのポイントがあります。
まず、プランターは深くて大きめのものを選びます。
ゴーヤは根を大きく張るためです。
次に、支柱とネットを用意し、ツルが伸びたらネットに巻き付けていきます。
水やりと肥料も重要です。
ゴーヤを育てる際の注意点
ゴーヤを育てる際には、いくつかの注意点があります。
ゴーヤはウリ科の植物であり、毎年土を入れ替える必要があります。
土の配合は赤土と腐葉土を6対4または7対3で混ぜ、苦土石灰を一掴み加えます。
種の尖った部分を少しカットし、水に一晩浸してからまくと発芽しやすくなります。
苗を購入して植えるのも良い方法です。
水やりはたっぷりと行いますが、花に水がかからないように注意します。
土が乾いたら午前中と夕方に水を与えます。
肥料も適切に与えましょう。
肥料不足は葉の変色や花付きが悪くなる原因になりますが、多すぎると葉やツルが多くなり実がならないことがあります。
ゴーヤを育てる際の誘引
ゴーヤの栽培には「誘引」が必要です。
誘引とは、植物の茎やツルを支柱に結び付けて固定する作業です。
これにより、ツルを望む方向に導き、株への負担を軽減できます。
また、苗が倒れないようにする効果もあり、花や実が付きやすくなります。
ゴーヤは水やりの頻度が大切 まとめ
ゴーヤは初心者でも育てやすい野菜で、プランターで栽培できます。
大きめのプランター、ネットや支柱、紐を用意し、肥料入りの培養土を使えば、種から育てることができます。
苗を購入するのも良いでしょう。
土が乾かないように水をやり、摘心と誘引を行いながら育てましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!