レタスはシャキシャキしていないと美味しさが半減しますよね。
そこで、しおれたレタスを復活させる方法を調べてみました。
なんと「50度洗い」という簡単な方法があるんです!
サニーレタスも50度洗いがおすすめ?
50度洗いは、さまざまな野菜に使える方法ですが、もちろんサニーレタスにも使えます。
手順は、以下の通りです。
- 沸騰したお湯と同量の水を混ぜて、48〜52℃の温度に調整します。別のボウルには冷水を用意しておきます。
- レタスを温水のボウルに30秒から1分間浸します。
- すぐにレタスを冷水に浸します。
これだけで、レタスがシャキッとよみがえるんです!
ただし、お湯の温度が40℃以下だと雑菌が増える可能性があるので、温度管理には注意してください。
また、熱さに弱い方はゴム手袋を着用すると良いでしょう。
「50℃洗い」の原理
収穫後の野菜は、水分蒸発を抑えるため気孔が閉じています。
50℃前後の温水に浸すと「ヒートショック」という現象が起き、気孔が開いて水分が吸収され、レタスがみずみずしくなるんです。
さらに、この方法は雑菌を減らし、野菜表面の酸化物を取り除く効果もあり、野菜の鮮度を保つ助けにもなります。
簡単にできて、しなびたレタスも元気になる「50℃洗い」をぜひお試しくださいね。
サニーレタスを洗う理由
サニーレタスは、根菜類とは異なり、比較的きれいな状態で市場に出回りますが、それでも洗浄が推奨されます。
ここではサニーレタスを洗う理由について掘り下げてみましょう。
サニーレタスは土汚れがつきやすい
サニーレタスは、トマトのような実を結ぶ野菜と異なり、直接土に触れて成長します。
外側の葉や根元には特に土汚れが見られることがあります。
サニーレタスは結球しないため、中にも土や泥が入り込むことがあります。
これらの土汚れには、土や堆肥に含まれる細菌が存在する可能性があり、これには食中毒の原因となる菌も含まれます。
サニーレタスは虫の被害に遭いやすい
虫の被害に遭いやすい葉物野菜であるサニーレタスは、時にアブラムシなどの虫がついていることもあります。
調理中や食事中に虫の死骸や卵を発見するのは不快ですので、事前の洗浄が望ましいです。
サニーレタスは農薬にも注意
また、農薬の使用に関しても注意が必要です。
日本では使用される農薬が厳しく規制されていますが、健康に良い影響を与えるわけではないため、できるだけ洗浄して余分なものを取り除くことが望ましいです。
無農薬でも安心はできない
無農薬や有機栽培されたサニーレタスも同様に洗浄することが推奨されます。
これは、土汚れや虫の問題に加え、農薬が完全に使われていないと証明する基準が確立されていないためです。
水耕栽培されたサニーレタスは、土汚れの問題が少ないものの、洗浄することが推奨されます。
これは、パッケージに「洗ってから食べる」と記載されている場合があるためです。
サニーレタスは加熱調理する場合でも洗浄することが望ましいです。
加熱によって細菌や農薬が完全に取り除かれるわけではないため、調理前の洗浄が安心に繋がります。
50度洗いではない洗い方もある?
サニーレタスの適切な洗い方についてご説明します。
サニーレタスの外葉には土汚れや農薬が付着しやすいため、最初に外葉を取り除くことが推奨されます。
外葉は外部に露出しているため最も汚れが多く、農薬の残留も見られる可能性が高いです。
ホッキ貝のパウダーなど特別な洗浄剤を使用してしっかりと洗うと良いでしょう。
1枚ずつに分けて洗う
サニーレタスは葉が柔らかく結球していないので、葉一枚一枚を分けて洗う必要があります。
まとめて洗うと、葉の間に挟まった汚れや細菌が取り除かれにくいからです。
その後、洗ったレタスの水気をザルで振るなどして切ります。
サラダなどに使用する場合、水気が多いと料理の味が薄まる可能性があるため、水分はしっかりと切ることが重要です。
水が白く濁る(泡立つ)のは腐ってる?
サニーレタスを洗った時に水が白く濁ることがありますが、これはサニーレタスが自然に含む「ラクチュコピクリン」という成分によるものです。
泡立ちが多い場合は、ラクチュコピクリンの含有量が多い証拠です。
これはサニーレタス特有の成分なので、安心して食べて大丈夫です。
サニーレタスを50度洗いでシャキッとさせよう! まとめ
時間が経過してしまったサニーレタスがしなびてしまった場合、50度の温水で洗浄すると、汚れを除去するだけでなく、元のシャキシャキとした食感を取り戻すことが可能です。
これは「ヒートショック」という手法で、レタスだけでなく他の野菜にも有効です。
ただし、古くなって腐敗が進んでいるレタスは、この方法を用いても再生することはできないので廃棄しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!