スイカは約90%以上が水分で構成されているといわれていますが、それだけでなく、糖分やカリウム、カルシウム、マグネシウムなどのミネラルも豊富に含まれています。
夏の時期にぴったりの食材で、赤ちゃんにも食べさせてあげたいですよね。
しかし、スイカはいつから離乳食として与えることができるのでしょうか?
スイカを離乳食に使っても大丈夫?
スイカは果物の中でも水分が多く、大人でもそのジューシーさを感じます。
だからこそ、赤ちゃんや小さな子どもに食べさせるタイミングについて迷う親も多いかもしれません。
実際には、離乳食初期からスイカを与えても問題ありません。
離乳食初期は果汁から始めよう
スイカは5~6ヶ月頃の離乳食初期から取り入れることができますが、まずは果汁を少量ずつ飲ませるか、しっかりとすりつぶして固形を避けるようにしましょう。
もちろん、種は必ず取り除いてください。
栄養価が高いスイカですが、赤ちゃんがあまり食べたがらない場合もあるので、少しずつ与えて様子を見ましょう。
離乳食中期・後期は薄切りにして
生後7ヶ月から1歳になる直前の頃には、赤ちゃんも徐々に咀嚼ができるようになりますが、まだ種は取り除く必要があります。
この時期には、スイカを薄切りにするか、細かく刻んで与えるのが良いでしょう。
少し形を残すことで咀嚼の練習にもなりますので、他の離乳食とバランスをとりながら食べさせてください。
1歳以降は一口サイズでOK
1歳~1歳半頃になると、離乳食の期間も終わり、固形物を食べることができるようになります。
この時期にはスイカを一口サイズに切って与えても大丈夫です。
ただし、種をしっかり取り除き「種は出すものだよ」と教えることも大切です。
幼児期には普通に食べても大丈夫
幼児期に入った子どもなら、普通にカットしたスイカを食べさせても問題ありません。
赤ちゃんの頃は、内臓がまだ発達していないため、ミネラルの取りすぎには注意が必要ですが、幼児期にはほぼ大人と同じように食べられるようになります。
子どもの頃のスイカの記憶が楽しいものであるように、美味しいスイカをたくさん食べさせてあげましょう。
赤ちゃんにスイカを与えるときの注意点
スイカは、国が定める「アレルゲンを含む食品」には含まれていませんが、まれにアレルギー反応を引き起こすことがあります。
最初は加熱したものを少量ずつ与え、アレルギー反応が出ないか確認しましょう。
問題がなければ、生のスイカを少量ずつ与えてみてください。
離乳食時期ごとのスイカの与え方:おさらい
- 初期(5~6ヶ月): 種を取り、果汁を飲ませるか、滑らかにすりつぶして与えましょう。アレルギー予防のため、最初は加熱して与えるのが安全です。皮に近い部分よりも甘みが強い中心部分を使いましょう。
- 中期(7~8ヶ月): 種を取り、粗くすりつぶして、舌でつぶせる程度の固さにしましょう。
- 後期(9~11ヶ月): 種を取り、5ミリ四方の薄切りにして、歯ぐきでつぶせる固さにします。
- 完了期(1歳~1歳半頃): 種を取り、一口大に切って与えます。1日に約130グラムが目安です。
スイカは離乳食にも使える! まとめ
スイカを赤ちゃんに与える際は、種を取り除き、離乳食の進行状況に合わせて大きさや固さを調整することが大切です。
初期は果汁を、後期には薄切りにして少しずつ与えてみましょう。
甘くて美味しいスイカは、子どもたちにとって夏の楽しみの一つとなるはずです。
ただ、食べさせすぎると、喉にイガイガが残り、私のように苦手になるかもしれないので気を付けてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!