食べ物の名前は、通常カタカナやひらがなで表記されることが多いですが、実際には漢字で書かれることもあります。
しかし、漢字表記の食べ物の名前は見慣れないことが多く、突然漢字で表示されると「これ、何て読むの？」と戸惑うことがあります。
この記事では、読み方が難しい漢字のクイズを紹介します。
「甜瓜」と書いて、どう読むか知っていますか？
「甜瓜」の読み方は？
ヒントとして、「甜瓜」はウリ科の植物です。
ウリ科の植物といえば、「西瓜（すいか）」も「瓜」の字が使われています。
「瓜」という漢字から、「甜瓜」を「きゅうり」と読んだ方もいるかもしれません。
しかし、残念ながら「きゅうり」は正解ではありません。
「きゅうり」は確かに「瓜」の字を含んでいますが、漢字では「胡瓜」と書き、「甜瓜」とは異なるものです。
「甜」という漢字は「甘い」という意味があります。
ウリ科の甘い植物で思い浮かぶものといえば…？
メロンの音読みは？
音読みでは「てんか」とも読みます。
「てんか」を調べると、「マクワウリの漢名」という意味があり、マクワウリはメロンの仲間に属する植物です。
現代では、スーパーマーケットなどで見かけるマスクメロンや表面に網目のあるメロンなどは「西洋系メロン」と呼ばれ、マクワウリなどの「東洋系メロン」と区別されています。
ちなみに、「甜瓜」を「まくわうり」と読むことも正解ですが、「甜瓜」は中国で使われる名称です。
「真桑瓜」と書かれている場合は「まくわうり」と読むのが正しいです。
「甜」という漢字を使った植物名には、「甜菜」があり、これはサトウダイコンの別称で、根から砂糖が作られます。
メロンは野菜
メロンは果物だと思われがちですが、実はウリ科に属する野菜です（スイカもウリ科に含まれます）
「果実的野菜」とも呼ばれることがあります。
メロンの旬は６月から７月頃で、この時期が一番おいしくなります。
メロンは野菜であり、その９割が水分で構成されています。
ビタミンやミネラルが含まれてはいるものの、栄養素が豊富というわけではありません。
メロンの中でも果肉がオレンジ色の「赤肉種」には、カリウムが多く含まれています。
カリウムの効能
- 利尿作用
- 余分な塩分の排出をサポート
- むくみの改善 といった効果があります。
暑い夏に水分補給をしながら、老廃物を排出するためには最適な食材ですが、甘みが強いので食べ過ぎには注意が必要です。
メロンの起源
メロンの起源は東アフリカとされ、古代エジプトで栽培されて東西に広まりました。
メロンはヨーロッパ型の網メロン、中央アジア型の冬メロン、東アジア型の雑種メロン、白うり、まくわうりに分類されます。
網メロンの発展は16世紀のイギリスから始まり、その後アメリカへと伝わりました。
現在、ヨーロッパで流通しているメロンは主にスペイン産で、温室メロンはほとんどありません。
「メロン」という名前は、ギリシャ語の「melopepon」（りんごのようなうり）に由来しています。
メロンの栽培
メロンの栽培は、専用のガラス温室内で有機質肥料を使い、通年栽培されます。
温室内で地面から離れた栽培ベンチを使って育てられることが多いです。
最近では、交配に蜜蜂が利用されています。
交配から約80日で収穫され、美しい果実に仕上げられます。
メロンの和名は甜瓜 まとめ
メロンは暑い夏に水分補給をしながら、老廃物の排出を促すのにぴったりの食材ですが、甘みが強いので食べ過ぎには注意が必要です。
暑い夏のちょっとしたおやつとして、ぜひメロンを楽しんでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました！
