メロンは爽やかな風味とジューシーな食感が特徴で、その甘い香りと味わいから、贈り物としても人気の高いフルーツです。
甘みがしっかりしているため、カロリーや糖質が気になる方もいるかもしれません。
この記事では、メロンのカロリーや糖質、さらには含まれる栄養素について詳しく解説します。
さらに、美味しいメロンの選び方や保存方法についてもご紹介します。
【品種ごとに比較】メロンのカロリーと糖質
メロンはキュウリやスイカと同じウリ科の植物で、その果肉の色によって「青肉種」と「赤肉種」に分類されます。
青肉種にはアンデスメロンが、赤肉種には夕張メロンが代表的です。
栽培方法には、温室で栽培されるものと露地栽培があります。
ここからは、温室栽培と露地栽培のメロンそれぞれのカロリーと糖質を見ていきましょう。
温室栽培のメロン
温室で栽培されたメロンには、アールス系メロンのマスクメロンなどがあります。
約1/4個(可食部100g)あたりのカロリーと糖質は以下の通りです。
- カロリー: 40kcal
- 糖質: 9.8g
露地栽培のメロン(青肉種)
青肉種の露地栽培メロンには、アンデスメロンやクラウンメロン、マスクメロンが含まれます。
約1/4個(可食部100g)あたりの数値は次の通りです。
- カロリー: 45kcal
- 糖質: 9.9g
露地栽培のメロン(赤肉種)
赤肉種の露地栽培メロンには、夕張メロンやクインシーメロンがあります。
約1/4個(可食部100g)あたりのカロリーと糖質は次の通りです。
- カロリー: 45kcal
- 糖質: 9.9g
一切れ分である約1/4個のカロリーは、露地栽培メロンのほうが若干高めですが、糖質はどれもほぼ同じです。
他のフルーツのカロリーと糖質
ここではスイカ(赤肉種)や桃(白肉種)のカロリーと糖質をご紹介します。
《スイカ》可食部100gあたり
- カロリー: 41kcal
- 糖質: 9.2g
《スイカ》Sサイズ・1/8個あたり
- カロリー: 82kcal
- 糖質: 18.4g
《桃》可食部100gあたり
- カロリー: 38kcal
- 糖質: 8.9g
《桃》1個あたり
- カロリー: 76kcal
- 糖質: 19.8g
《温室メロン》約1/2個あたり
- カロリー: 80kcal
- 糖質: 19.6g
温室メロン半分のカロリーと糖質は、スイカSサイズの1/8個分や桃1個分とあまり差がないことがわかります。
メロンの栄養と効果
ここでは、メロンに含まれる主な栄養素とその働きについて説明します。
カリウム
メロンにはカリウムが豊富に含まれています。
可食部100gあたりのカリウム量は以下の通りです。
- 温室メロン: 340mg
- 露地メロン(青肉種): 350mg
- 露地メロン(赤肉種): 350mg\
露地メロンのほうがやや多いものの、大きな差はありません。
カリウムは体内の浸透圧を調整するために必要なミネラルで、ナトリウムの排出を助ける作用があります。
βカロテン
メロンにはβカロテンも含まれています。
可食部100gあたりの数値は以下の通りです。
- 温室メロン: 18mg
- 露地メロン(青肉種): 140mg
- 露地メロン(赤肉種): 3600mg
強力な抗酸化作用を持つβカロテンは、赤肉種の露地メロンに特に多く含まれています。
ビタミンC
メロンにはビタミンCも含まれており、可食部100gあたりの数値は以下の通りです。
- 温室メロン: 18mg
- 露地メロン(青肉種): 25mg
- 露地メロン(赤肉種): 25mg
露地メロンの方がやや多いですが、どちらもビタミンCが豊富です。
ビタミンCは抗酸化ビタミンとして、体内でコラーゲンの生成に関わります。
メロンの選び方
メロンを選ぶ際は、形、重さ、香り、皮やツルの状態を確認しましょう。
形が均整が取れており、重みがあるものが良品です。
皮に網目がないものは、傷がなく滑らかなものを選びましょう。
また、熟したメロンは甘い香りがし、お尻の部分を押して弾力があるのも熟している証です。
ツルがついている場合、少ししなびているものが食べごろです。
メロンの保存方法
メロンを美味しく楽しむためには、適切な保存方法が重要です。
常温保存と冷蔵保存
丸ごとのメロンと切ったものでは保存方法が異なります。
丸ごとのメロンは常温で保存し、切ったあとは冷蔵庫で保存しましょう。
冷凍保存
すぐに食べきれない場合は、メロンを適当な大きさに切り、冷凍保存袋に入れて冷凍しましょう。
保存期間の目安は1ヶ月です。
メロンのカロリーは意外と低い? まとめ
メロンにはカリウムやβカロテン、ビタミンCなどの栄養素が含まれており、栽培方法や品種によってもその量は異なります。
カロリーや糖質に大きな差はありませんが、美味しく楽しむためには、選び方や保存方法に気をつけましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!