メロンを食べることでアレルギー反応が起きるなんてことはあるの?
確かにあまり馴染みがないかもしれません。
今回は、メロンでアレルギー反応が起きるかどうかご紹介します!
メロンはバラ科なの?
湿度や気温が高い日が続くと、瑞々しい野菜や果物が一段と美味しく感じられます。
メロンやスイカも出回り始め、キュウリやトマトなどの夏野菜が食卓に並ぶことが多いのではないでしょうか。
スイカとメロンは、植物分類学上ではキュウリやカボチャ、ズッキーニなどと同じウリ科に分類されており、バラ科ではありません。
今回は、意外と知られていない野菜と果物の「分類」についてお話しします。
メロンはウリ科の野菜?果物?
それでは、スイカやメロンは「野菜」に該当するのでしょうか。
農林水産省によると、苗を植えて1年で収穫する草本植物は「野菜」として扱われます。
スイカやメロン、イチゴなどは、栽培方法が「果樹」に該当しないため、「野菜」として分類されます。
農林水産省の統計では、こういった「果実的野菜」としてさらに細分化されています。
このように、メロンはウリ科であり、バラ科ではないことがわかります。
メロンでアレルギー反応は起きるの?
結論から言うと、メロンでアレルギー反応が起きることがあります。
例えば、ぶどうアレルギーやりんごアレルギーについては聞いたことがあるでしょうか?
メロンを食べた後に体調に異常が現れた場合、それはアレルギー反応である可能性があります。
命に関わるほど深刻な症状は稀ですが、気になる場合は医師に相談することをおすすめします。
ちなみに、動物にも食物アレルギーが出ることがあります。
メロンのアレルギー反応にはどんな症状があるの?
メロンなどの果物を食べることで現れるアレルギー反応には、以下のような種類があります。
- 即時型
- 口腔アレルギー症候群
即時型
即時型は、咳やじんましん、発熱などの全身症状を伴うアレルギー反応のことです。
具体的には、以下のような症状が挙げられます。
- メロンを食べた後にじんましんが出た
- メロンを食べた後に急に咳が出て息苦しくなった
- メロンを食べた後に腹痛や吐き気が生じた
- メロンを食べた後に鼻水が出たり喉がイガイガした
多くの場合、メロンを食べてから2時間以内に症状が現れます。
即時型のアレルギー反応は、赤ちゃんから大人まで幅広い年代で発生しますが、特に0歳から1歳までの乳幼児に多いです。
0歳児が発症する即時型の食物アレルギーの原因としては、鶏肉・牛乳・小麦が多く、これら3つで9割を占めていると言われています。
幼い子どもにとっては命に関わることなので、少しでも症状が出た場合はすぐに医療機関を受診してください。
口腔アレルギー症候群とは
最近増えている果物アレルギーの一種が「口腔アレルギー症候群」です。
このアレルギー症状は、花粉症との関係が深く、食材に含まれるアレルゲンが花粉中のアレルゲンと似ているため、花粉症の方は口腔アレルギー症候群を発症しやすい傾向にあります。
アレルゲンは、食物が自分を守るために生産するたんぱく質であり、通常は小腸に到達する前に破壊されるため、症状は口内だけに留まります。
ただし、稀に全身症状が現れることもあるため、油断は禁物です。
メロンやスイカなどのウリ科の植物は、口腔アレルギー症候群の原因になることが知られています。
複数の花粉にアレルギーを持つ方は、それだけ野菜や果物から口腔アレルギー症候群を発症しやすいため、注意が必要です。
ラテックスアレルギーを持つ人は?
ラテックスアレルギーとは、天然ゴムに対してアレルギー反応を引き起こすことです。
ゴムに含まれるたんぱく質と果物に含まれるたんぱく質が似ているため、ラテックスアレルギーのある人は果物アレルギーを合併する可能性があります。
メロンアレルギーは調べられるの?
メロンアレルギーは、医療機関で血液や皮膚検査を受けることで確認できます。
特定の野菜や果物を摂取した後に何か異常を感じた場合は、早めに受診することをおすすめします。
アレルギーを引き起こす食材を特定し、原因物質を避けた食生活を送る必要があります。
アレルギーという言葉にはネガティブなイメージがありますが、メロンは美容や健康に良い栄養素が豊富で、上手に摂取すれば健康維持に役立つ食材でもあります。
メロンには抗酸化作用など、女性に嬉しい効果がたくさんあります。
メロンアレルギーの人はメロンを食べられない?
結論として、果物アレルギーの方はメロンを食べない方が安全です。
花粉やゴムによる果物アレルギーの症状は比較的軽度ですが、場合によっては深刻な症状を引き起こすこともあります。
メロンを食べるか食べないかは、本人の判断次第です。
メロン好きにとっては難しい選択ですね。
でも安心して大丈夫!果物アレルギーの方でもメロンを食べる方法が全くないわけではありません!
例えば、メロンをジャムやスムージーに加工するなど、加熱レシピを活用すれば、安心してメロンを楽しむことができます。
メロンはバラ科ではなくウリ科でアレルギーもあり まとめ
メロンを食べてアレルギー反応が起きることがあるのは事実ですが、重要なのはその反応にどう対処するかです。
症状が軽い人であれば、多少のかゆみや喉の違和感を覚悟してメロンを食べるという選択肢もありますね。
生のメロンにこだわらなければ、加熱調理をすることで安全に食べられるので、ネットのレシピサイトを参考にしてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!