メロンはウリ科の植物で、日本原産のマクワウリやシロウリと同じ仲間に属します。
香り豊かでさわやかな甘さが特徴で、高級感のある果物です。
お中元やお歳暮、またお見舞いの品として贈られることが多く、贈られると嬉しいものです。
メロンの栽培方法とポイント
定植の基本
- 生育適温: 18~28℃
- メロンの栽培は温度と水分管理が難しく、品質の良い果実を収穫するのは容易ではありません。定植の適期は最低気温が14℃、最低地温が16~18℃以上になった頃です。トンネル栽培では4月中旬頃から始めることができます。定植の2週間前にはトンネルを張り、地温を十分に上げておくことが、活着と良い雌花を咲かせるポイントです。
- メロンの根は浅く、酸素を多く必要とするため、排水性と通気性の良い土壌が求められます。生育の各段階で必要な水分量が異なるため、トンネルやマルチを活用し、天候による土壌水分の変動を少なくする栽培管理が重要です。
土づくりと施肥
元肥の施用量は、10m²あたりチッソ100~120g、リン酸150~200g、カリ120~150gが目安です。
元肥が多すぎると過繁茂になり、病害虫の発生や果実の品質低下につながるため注意が必要です。
有用微生物を含む有機肥料『バイオダルマ』を使用すると、根の活動が活発になり、品質の良い果実を収穫することができます。
定植後の管理と仕立て方
定植は活着を促すために晴天の午前中に行います。
家庭菜園では、本葉が4~5枚出たところで親づるを摘芯し、子づる2本を育てる「子づる2本仕立て」が一般的です。
仕立て方では、着果節位までの側枝を早めに除去し、適切に管理します。
交配と摘果
メロンの雌花は側枝の第1節に、雄花は主枝に着生します。
自然交配が一般的ですが、確実に着果させるためには人工交配も効果的です。
摘果作業は、受粉後7~10日の間に行い、果実の大きさを調整します。
低節位の着果は小玉になり、高節位の着果は大玉になりますが、糖度が上がりにくくなることがあります。
収穫
収穫時期は品種や作型により異なりますが、一般的には開花後50~60日程度が目安です。
収穫前に果実の葉枯れやネットの状態を確認し、糖度と肉質を考慮して収穫するようにしましょう。
ネットメロンは5~10日間の追熟が必要で、この期間に香りと肉質が最高の状態になります。
メロンの種類や食べ方
メロンには、マスクメロンやアンデスメロン、夕張メロンなど、さまざまな種類があります。
日本では主にデザートとして楽しまれますが、欧米では生ハムや鴨肉、魚介料理の添え物として使われることもあります。
家庭菜園でメロンを育てるなら?
家庭菜園の中でも小さめのメロンなら、プランターなどのコンテナ栽培も可能です。
基本的な育て方は、以下のページで解説しているので、参考にしてみてください。
ちなみに、私は北海道生まれの北海道育ちのため、メロンは小さい頃からよく食べていました。
今にして思えば贅沢ですが、スイカやメロンなどの果物を食べられる地域と言うのも素敵ですね。
ただ、大人になってからはメロンやスイカが苦手になってしまい…
子供の頃の好き嫌いって大人とはまた違うようですね。
メロンを植える時期は生育気温が目安 まとめ
メロンの風味は、豊かな香りと甘味で作り出されます。
果実内の糖が追熟によってアルコール化し、酸と結びついて芳香成分が生成されます。
ネットメロンは、追熟期間中に肉質が軟化し、香りが高まることで最も美味しい状態になります。
最後までお読みいただきありがとうございました!