今日は、最近すっかり日本の食卓にも定着した「モロヘイヤ」について、ちょっと深掘りしてみようと思います。
実は、このモロヘイヤ、知れば知るほど謎が深まる不思議な野菜なんです。
原産地はどこ?
いつから食べられてるの?
なんで「王様の野菜」って呼ばれてるの?
そんな疑問、一緒に探っていきましょう!
モロヘイヤの謎!原産地から王様の逸話まで
まずは、モロヘイヤにまつわる面白ポイントをざっくりまとめてみました。
- 原産地がはっきりしない
- 古代エジプトから食べられていたという説がある
- 王様の病気を治したという逸話がある
- 一時期、食べることが禁止されていた
- 日本での普及は意外と最近
どれも興味深いポイントですよね。
それじゃあ、順番に詳しく見ていきましょう!
モロヘイヤの気になる原産地
まず気になるのが原産地。
モロヘイヤってどこから来たの?って思いますよね。
実はこれ、ちょっと複雑なんです。
どうやら、かなり広い地域で自生していたみたい。
でも、バングラデシュの農業の本によると、「モロヘイヤの原産地はアフリカ」って書かれてるんですって。
ほー、アフリカ発祥説が有力なのかな?
いつから食べられてたの?
次に気になるのが、いつから食べられてたのか。
「古代エジプトの時代から」とか「5000年前から」なんて話を聞いたことありませんか?
私も聞いたことあるんですけど、実はこれ、裏付ける証拠がないんですって。
それが今から約2000年前。すごい昔から食べられてたんですね。
「えっ、じゃあクレオパトラも食べてたの?」なんて思った人いませんか?
実は、クレオパトラが生きてたのは紀元前1世紀。
プリニウスの『博物誌』より100年ほど前なんです。
だから、クレオパトラが食べてた可能性は十分にあるんですよ。
モロヘイヤが「王様の野菜」と呼ばれる理由
さて、ここからが面白いんです。
モロヘイヤが「王様の野菜」って呼ばれるようになったのには、ちゃんとした理由があるんです。
10世紀後半、エジプトを支配していたイスラム王朝の王様が、モロヘイヤのスープを飲んで病気が治ったっていう話があるんです。
この話がきっかけで、モロヘイヤは「ムルキーヤ(mulukhiyya)」って呼ばれるようになったんだとか。
「ムルキーヤ」は「王家のスープ」って意味なんです。
それが訛って「モロヘイヤ」になったんじゃないかって言われてるんですよ。
「Malachi」と「王達」を意味するアラビア語の「Muluku」が似てるから、それをかけて名付けたんじゃないかって。
なるほど、そういう説もあるんですね。
モロヘイヤの意外な歴史
ところが!モロヘイヤには意外な歴史もあるんです。
なんと11世紀に「モロヘイヤ禁止令」が出されたんですよ!
実はこれ、当時のイスラム王朝の権力争いが関係してるんです。
300年も前の人の好み気にしすぎじゃない?って思いますけど、それだけ対立が激しかったってことなんでしょうね。
日本でのモロヘイヤの歴史
最後に、日本でのモロヘイヤの歴史。
実は、戦前から日本の南の方で栽培されてたかもしれないんです。
でも、それが本当にモロヘイヤだったのかは分かっていません。
日本で野菜として広まったのは、なんと1980年代なんです!
エジプトから帰ってきた研究者が「モロヘイヤ普及協会」を作って、栄養価の高さを分析したり、日本での栽培方法を研究したりしたんですって。
その努力のおかげで、今じゃすっかり日本の食卓にも定着しましたよね。
モロヘイヤの原産地ははっきりしない まとめ
いかがでしたか?
モロヘイヤって、奥が深いでしょ?
古代エジプトの時代から、王様の逸話、禁止令、そして日本での普及まで、本当に面白い歴史があるんですね。
最後までお読みいただきありがとうございました!