豆にはさまざまな種類があり、乾燥豆とゆでた豆では栄養成分に違いがあります。
以下に主な種類の豆の可食部100gあたりの栄養成分をまとめました。
ぜひ、参考にしてみてください。
乾燥豆の栄養成分(100gあたり)
まず、乾燥した豆類の栄養成分をご紹介します。
豆の種類 | エネルギー (kcal) | 水分 (g) | たんぱく質 (g) | 脂質 (g) | 炭水化物 (g) | 灰分 (g) |
---|---|---|---|---|---|---|
あずき | 339 | 15.5 | 20.3 | 2.2 | 58.7 | 3.3 |
ささげ | 336 | 15.5 | 23.9 | 2.0 | 55.0 | 3.6 |
いんげんまめ | 333 | 16.5 | 19.9 | 2.2 | 57.8 | 3.6 |
花豆 | 332 | 15.4 | 17.2 | 1.7 | 61.2 | 4.5 |
えんどう | 352 | 13.4 | 21.7 | 2.3 | 60.4 | 2.2 |
ひよこまめ | 374 | 10.4 | 20.0 | 5.2 | 61.5 | 2.9 |
緑豆 | 354 | 10.8 | 25.1 | 1.5 | 59.1 | 3.5 |
そらまめ | 348 | 13.3 | 26.0 | 2.0 | 55.9 | 2.8 |
レンズまめ | 352 | 12.0 | 23.2 | 1.5 | 60.7 | 2.7 |
大豆 | 422 | 12.4 | 33.8 | 19.7 | 29.5 | 4.7 |
落花生 | 562 | 6.0 | 25.4 | 47.5 | 18.8 | 2.3 |
ゆでた豆の栄養成分(100gあたり)
次に、ゆでた豆の栄養成分もご紹介します。
豆の種類 | エネルギー (kcal) | 水分 (g) | たんぱく質 (g) | 脂質 (g) | 炭水化物 (g) | 灰分 (g) |
---|---|---|---|---|---|---|
あずき | 143 | 64.8 | 8.9 | 1.0 | 24.2 | 1.1 |
ささげ | 145 | 63.9 | 10.2 | 0.9 | 23.8 | 1.2 |
いんげんまめ | 143 | 64.3 | 8.5 | 1.0 | 24.8 | 1.4 |
花豆 | 121 | 69.7 | 6.2 | 0.6 | 22.3 | 1.2 |
えんどう | 148 | 63.8 | 9.2 | 1.0 | 25.2 | 0.8 |
ひよこまめ | 171 | 59.6 | 9.5 | 2.5 | 27.4 | 1.0 |
緑豆 | 137 | 66.0 | 10.2 | 0.6 | 22.5 | 0.7 |
レンズまめ | 170 | 57.9 | 11.2 | 0.8 | 29.1 | 1.1 |
大豆 | 176 | 65.4 | 14.8 | 9.8 | 8.4 | 1.6 |
落花生 | 585 | 2.1 | 26.5 | 49.4 | 19.6 | 2.4 |
※「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」による。
大豆に期待される健康メリット
- 優れたタンパク源: 大豆はタンパク質が豊富で、タンパク質が不足すると体力が低下するだけでなく、血管が弱くなることもあります。子供の場合、成長への影響も懸念されます。適切なタンパク質摂取は健康維持に欠かせません。
- 機能性成分: 大豆には、細胞の構成に必要な「大豆レシチン」、抗酸化作用を持つ「大豆サポニン」、善玉菌のエサとなる「オリゴ糖」、女性の健康をサポートする「大豆イソフラボン」など、豊富な成分が含まれています。
- 大豆イソフラボン: 40歳を過ぎた女性は、エストロゲンの減少により体調に変化が現れますが、大豆イソフラボンが健康をサポートすると考えられています。
日本人の大豆摂取量の減少
日本は伝統的に大豆をよく食べる国ですが、食生活の欧米化により、大豆や豆類の摂取量が減少しています。
「健康日本21」では1日100g以上の豆類摂取が目標とされていますが、実際の摂取量は1日約60gであり、特に若い世代での低下が目立ちます。
日常的に大豆を摂取する意識が必要です。
大豆タンパク質の特徴
- 高タンパク含有量: 国産大豆(乾燥)は100g中33.8gものタンパク質を含みます。臓器や筋肉、髪などに欠かせない成分で、肉と同等のタンパク質を持つため「畑の肉」とも呼ばれています。
- 低カロリー: 大豆のタンパク質は肉と比べて低カロリーです。同じタンパク質量を肉から摂取すると、余分な脂質も摂取してしまいます。
- アミノ酸スコア: 大豆のアミノ酸スコアは100で、栄養学的に優れています。必須アミノ酸をバランスよく含み、消化吸収も良いことが知られています。
大豆に含まれる栄養素とは? まとめ
食事から十分な栄養を取るのが難しい場合は、市販の大豆加工食品を活用するのも一つの方法です。
大塚製薬の「ソイジョイ」シリーズは、大豆不足を感じている方におすすめ。
小麦粉を使わず大豆を丸ごと粉末にし、果物やナッツをたっぷり混ぜ込んでいるため、大豆の栄養をおいしく摂取できます。
「フルーツ系」「ナッツ系」「クリスピー」「カロリーコントロール80」といったラインナップがあり、その日の気分に合わせて選べます。
最後までお読みいただきありがとうございました!