関東の春菊に比べて、関西の菊菜は葉の切れ込みが大きく、より柔らかいのが特徴です。
今回は、春菊がどこで売られているのかなどご紹介します！
春菊は冬以外には売ってない？
関西では春菊が「菊菜」として売られており、関東の春菊とは異なる品種です。
ちなみに、名前に春と付くので勘違いされやすいですが、春菊の旬は冬であり、春などに市場に出回る可能性は低いです。
ビタミンやミネラルが豊富な菊菜は、サラダなどでそのまま楽しむのがおすすめです。
春菊を売ってる場所はどこ？
春菊、または菊菜を購入することができる場所には、様々なスーパーマーケットやデパ地下、ショッピングモールが含まれます。
また、インターネット通販サイトを利用することで、幅広い品揃えから選ぶことができます。
Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトでは、春菊や菊菜が手に入りやすいです。
春菊の平均価格は？
春菊の平均価格は200円から350円程度ですが、時期や店舗によって価格は異なるため、これはあくまで目安です。
量り売りやまとめ買いを利用することで、さらにコストパフォーマンスの良い購入が可能です。
春菊の旬はいつ？
春菊、関西地方で「きくな」とも呼ばれるこの野菜は、11月から2月にかけて市場に多く出回る旬の時期を持ちます。
特に大阪府は、春菊の年間出荷量で全国トップクラスの生産地として知られています。
この地域で生産される春菊には、輸入品や冷凍品はほとんど見られません。
春菊の栽培の歴史
春菊の栽培の歴史は古く、室町時代にはすでに栽培されていたとされ、江戸時代には日本各地で栽培されていました。
大阪でもその栽培の歴史があります。
大阪で栽培される春菊の種類
特に大阪で栽培される春菊は「株張り中葉」と呼ばれる品種が多く、これは茎が立ち上がらず、根元から横に広がる形状をしています。
この春菊は、あくが少なく味のクセもないため、鍋料理だけでなくサラダなど生食にも最適です。
大阪の「泉州きくな」は、その特徴から広く利用され、多くの料理で活躍しています。
「きくな」と「春菊」の違い
「きくな」と「春菊」は、日本国内で栽培される春菊の二つの主要な種類を指します。
関西地方では主に「きくな」、関東では「春菊」として知られています。
「きくな」は株張り系の春菊で、根元から引き抜いて収穫されます。
一方、「春菊」は株立ち系で、根元から切り取って収穫されます。
これらの違いは栽培方法によるものです。
春菊の食べ方色々
春菊はその用途が多岐にわたります。
また、刻んだ春菊を炊きたてのご飯に混ぜ、少量のお酒と塩や醤油で味を整えると、美味しい春菊ご飯が作れます。
ヨーロッパでは観賞用？
ヨーロッパでは、春菊は観賞用植物として扱われています。
地中海沿岸原産のアブラナ科植物である春菊は、東南アジアで野菜として品種改良され、日本へは中国を経由して室町時代に伝わりました。
その独特の強い香りは、日本や中国などの東アジア地域で好まれていますが、ヨーロッパではクセが強いとされ、主に観賞用として利用されています。
春菊は大きく3種類
春菊には大葉、中葉、小葉の3種類があります。
大葉は香りが比較的弱く葉がやわらかいため、西日本で主に栽培され、てっちりなどの料理に欠かせません。
小葉は香りが強く葉の切れ込みが多いですが、現在はあまり栽培されていません。
春には黄色い花が咲くことから「春菊」という名前がついています。
春菊は春ではなく冬が旬！ まとめ
春菊は、冬以外ではあまり見かけません。
ただ、デパートなど一部の場所では季節を問わず春菊が販売されていることがあります。
これは、温暖な気候や温室栽培により、一年中春菊を提供できるためです。
このように、春菊は冬の鍋料理だけでなく、年間を通してさまざまな料理で楽しむことが可能な野菜です。
最後までお読みいただきありがとうございました！
