米油の危険性とは？こめ油の特徴や栄養価・健康効果など解説！

米油はその香りや油の臭みがほとんどなく、あらゆる料理に適しています。

学校給食や市販のお菓子など、多くの場面で使用されているのも納得です。

酸化に強いため、料理の美味しさが長続きし、油の臭みも出にくいのが特徴です。

そのため、健康的で使いやすい油として、キッチンの基本の油として愛用している方も多いでしょう。

この記事では、米油の健康効果や栄養、安全性について詳しくご紹介します。

米油の選び方・危険性と利点

米油や菜種油は健康に良いとされていますが、米油の製造には2つの方法があります。

スーパーで安価に販売されている米油の多くは、コストを抑えて大量生産できる化学溶剤を使用したものです。

化学溶剤は製品になる前に取り除かれ、安全性も確認されていますが、米油本来の健康効果を最大限に得るには、圧搾法で作られたものを選ぶと良いでしょう。

圧搾法の米油は、ビタミンや抗酸化物質が豊富に残っており、健康効果が高いのです。

米油とは

米油の原料は白米ではなく、玄米を精米する際にできる「米ぬか」です。

米ぬかは玄米の表層部分や胚芽で構成されており、約20％の油分を含んでいます。

米ぬかには、精白米にはない天然のビタミンやミネラルが豊富に含まれており、油に溶けやすい成分も多いです。

米油の優れた健康効果

玄米の栄養をそのまま摂取できる米油には、以下のような健康効果があります。

健康効果1：がんや生活習慣病を予防・改善

米油に含まれる強力な抗酸化成分である「ガンマオリザノール」や「トコトリエノール」は、活性酸素による細胞ダメージを防ぎます。

特にトコトリエノールはがん細胞の成長を抑制する効果があるとされています。

健康効果2：悪玉コレステロールを減少

米油には、コレステロールの消化吸収を抑える「植物ステロール」が豊富に含まれています。

これにより、善玉コレステロールを保ちながら悪玉コレステロールを減らし、生活習慣病の予防に役立ちます。

健康効果3：動脈硬化、高血圧の改善、心筋梗塞の予防

米油の強力な抗酸化成分である「ガンマオリザノール」と「トコトリエノール」は、悪玉コレステロールの酸化を防ぎ、血管を健康に保ちます。

健康効果4：血管の老化を抑制、アンチエイジング効果

米油に含まれるビタミンEは、強力な抗酸化作用を持ち、血管の老化を防ぎます。

トコトリエノールは、ビタミンEの中でも特に高い抗酸化力を持つ成分です。

健康効果5：更年期障害の改善

米油に含まれる「ガンマオリザノール」は、ホルモンの調整をサポートし、更年期障害の症状を緩和します。

健康効果6：美肌・保湿効果

米油の抗酸化パワーで、活性酸素から肌を守り、ターンオーバーを促進。

美肌効果が期待できます。

米油の栄養成分

米油には、オメガ6やオメガ9に属する成分が豊富に含まれています。

これらは必須脂肪酸で、食物から摂取する必要があります。

また、ビタミンEなど健康維持に役立つ成分も多く含まれています。

毎日の料理に米油を使うことで、これらの栄養素をしっかりと摂取できます。

美味しさと使いやすさの理由

米油は栄養価が高いと書きましたが、調理のしやすさも人気の秘密です。

酸化しにくい

米油は天然の酸化防止剤「スーパービタミンE」トコトリエノールを含んでおり、酸化しにくい性質があります。

これにより、加熱調理でも栄養が損なわれにくく、長期間保存しても品質が保たれます。

匂いやクセがなく、油酔しにくい

米油は揚げ物の臭いが少なく、食欲をそがれにくい特性があります。

これにより、調理中の不快な臭いが抑えられます。

鍋にこびりつく酸化物が少ない

加熱後の鍋にこびりつく酸化重合物が少なく、清掃も簡単です。

泡立ちが少なく、揚げ物がカラッと揚がる

揚げ物をしても泡立ちが少なく、カラッと仕上がるため、料理の見た目も良くなります。

揚げた後も美味しさが長持ち

保存後も品質が保たれるため、弁当などに入れても美味しさが長持ちします。

米油は健康にも良く安全な油 まとめ

米油は玄米から抽出された栄養素を豊富に含み、抗酸化物質が多いため酸化しにくく、油酔いしにくい特長があります。

また、洗浄が簡単で、時間が経っても美味しさが続くため、お弁当などにも適しています。

価格がやや高い点がデメリットですが、100gあたりのトランス脂肪酸の量がサラダ油より少なく、悪玉コレステロールを減少させたり、細胞の酸化を防ぐ効果があります。

ぜひ一度、米油を試してみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました！