今日は夏の食卓を彩る素敵な野菜、金時草についてお話ししますね。
最近、スーパーで見かけた紫色の葉っぱ。
なんだか気になって買ってみたんです。
そうしたら、これが意外とクセになる美味しさで!
でも、調理方法によっては苦みが出てしまうこともあるんですよね。
金時草の魅力とは?
そこで今回は、金時草の魅力とアク抜きのコツをお伝えします。
金時草の魅力、こんなところにあります。
- 葉の裏が美しい紫色!
- 栄養たっぷりで夏バテ予防にも
- 加賀野菜のひとつで歴史あり
- 調理法次第で様々な料理に活用可能
- アク抜きのコツを押さえれば簡単調理
では、順番に詳しく見ていきましょう!
金時草の見た目
まず、金時草の見た目の特徴から。
表面は濃い緑色なんですが、裏を見てビックリ!
鮮やかな紫色なんです。
この色のコントラストが食卓を彩るアクセントになりますよ。
ちなみに、この紫色が金時芋に似ているところから「金時草」という名前がついたんだとか
なるほど〜、言われてみれば確かに似てますね。
金時草は栄養価も高い?
金時草は栄養面でも優秀なんです。
特に面白いのが、加熱するとモロヘイヤやツルムラサキのようにヌメリが出てくるところ。
この粘り気が胃腸に膜を張って、暴飲暴食などのストレスから胃を守ってくれるんですって。
夏の宴会続きで胃がちょっと疲れ気味…なんて時にはぴったりかも。
和名は「水前寺菜」
金時草には「水前寺菜(すいぜんじな)」という和名もあるんです。
実は、金時草は江戸時代に日本にやってきた外国の野菜なんですよ。
最初は熊本県の水前寺地区で栽培されていたことから、この名前が付いたんだとか。
その後、石川県でも栽培されるようになり、今では加賀野菜のひとつとして知られています。
金時草のアク抜きと調理法
さて、ここからが本題。
金時草のアク抜きと調理法についてです。
金時草は、調理法によって味や食感が大きく変わります。
おひたしや和え物、酢の物にする時は、アク抜きが重要なポイント。
逆に、天ぷらや炒め物の時はアク抜き不要なんです。
では、アク抜きの方法を詳しく見ていきましょう。
- まず、たっぷりのお湯を沸かします。
- 沸騰したお湯に塩を一つまみ入れます。これ、けっこう大事なポイントなんです。塩を入れることで、茹でる時間を短縮できるんですよ。
- 金時草を洗って、茎の硬い部分は切り落としておきます。
- 沸騰したお湯に金時草を入れ、サッと茹でます。ここで注意!茹ですぎは厳禁です。30秒から1分程度で十分です。
- 茹であがったら、すぐに冷水にとります。これで一気に火を止めて、色鮮やかさを保つことができます。
- 最後に、流水でアクを完全に洗い流します。
これで、アク抜き完了です!
ここで重要なのが、茹ですぎに注意すること。
茹ですぎてしまうと、せっかくの食感やヌメリが損なわれてしまうんです。
サクッと手早く茹でるのがコツですね。
アク抜きした金時草は、おひたしや和え物、酢の物などにぴったり。
シンプルに醤油とかつお節をかけるだけでも美味しいですよ。
天ぷらや炒め物にアク抜きは不要
一方、天ぷらや炒め物にする場合は、アク抜きは必要ありません。
洗って適当な大きさに切ったら、そのまま調理OK。
こちらも食感を損なわない程度の加熱がポイントです。
私のおすすめは、金時草のおひたし。
シンプルなのに、金時草の風味と食感が存分に楽しめる一品です。
夏の暑い日に冷やして食べると、さっぱりして最高ですよ。
金時草は生でも食べられる?
ちなみに、金時草は生でも食べられます。
サラダに混ぜてみるのもアリですが、生で食べる時はアクが強いので、少量から始めるのがおすすめです。
金時草は夏が旬の野菜。
暑さに強いので、これからの季節にぴったりですね。
スーパーで見かけたら、ぜひ試してみてください。
最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、慣れれば本当に簡単です。
金時草のアク抜きと魅力についてのまとめ
さて、今回の金時草の話、いかがでしたか?
意外と奥が深い野菜だったでしょう?
みなさんの家庭でも、ぜひ金時草を取り入れてみてください。
夏バテ予防にもなるし、食卓が華やかになること間違いなしですよ。
最後までお読みいただきありがとうございました!