アーティチョークは、その個性的な外見からも分かるように、非常にユニークな野菜です。
イタリアやエジプト、スペインでは広く食用として親しまれていますが、日本ではまだあまり馴染みがありません。
この記事では、アーティチョークの育て方から収穫方法などを詳しくご紹介します!
アーティチョークは2年目から収穫?
アーティチョークは植えてから2年目以降に収穫できます。
収穫のタイミングは、つぼみが開く前が最適です。
茎を3〜5cmほど残してハサミで切り取りましょう。
つぼみが開いてしまうと、固くなり食感が悪くなるので注意が必要です。
収穫したアーティチョークの調理方法
アーティチョークは可食部が少なく、9割近くは捨てる部分です。
まずはアーティチョークを丸ごと茹でるか蒸して、可食部と捨てる部分に分けましょう。
シンプルに茹でるだけでも美味しくいただけますし、素揚げにしても楽しめます。
また、パスタや煮込み料理にも活用できます。
アーティチョークの育て方
アーティチョークは種からでも苗からでも育てることができます。
種から育てる場合は、3〜4月が種まきの適期です。
苗を植える場合は、5〜6月に葉が4〜5枚の苗を選んで植え付けます。
複数の苗を育てる際には、60cm以上の間隔を空けるようにしましょう。
アーティチョークの栽培環境
アーティチョークは日当たりが良く、水はけの良い場所で育てるのが理想的です。
生育適温は10〜25℃で、耐寒性もあり、マイナス1〜2度までの寒さに耐えられます。
湿気を嫌うため、特に夏場は注意が必要です。
土が乾いてからたっぷりと水やりをすることが大切です。
土と肥料
アーティチョークは水はけの良い土を好みます。
酸性土壌を嫌うため、地植えの場合は苦土石灰と腐葉土を混ぜ込むと良いでしょう。
成長期の5〜6月には2週間に一度、液体肥料を与えるとより大きく育ちます。
アーティチョークの育て方|収穫後のケア
枯れた葉や茎の処理
収穫が終わったアーティチョークは、冬を迎える前に枯れた葉や茎を取り除きます。
こうすることで、翌年も豊富な花を咲かせることができます。
根元から2〜3節を残して大胆にカットしても問題ありません。
冬越し対策が必要な地域
アーティチョークは耐寒性があり、マイナス1〜2度までの寒さに耐えられますが、気温が0度を下回る地域では冬越し対策が必要です。
冬になる前に、株元にワラや遮光ネットを敷いて保護しましょう。
また、根元の周りに土をかき集めて覆うことで、凍結を防ぐことができます。
病害虫対策
アーティチョークは「うどんこ病」や「灰色かび」などの病気にかかりやすいです。
灰色かびは葉や茎が腐って灰色になる病気です。
これらの病気を早期に発見するため、日頃からアーティチョークをよく観察しましょう。
また、つぼみをつける時期には、茎や葉の裏にアブラムシが発生する可能性があります。
ハダニやヨトウムシも発生しやすいため、見つけ次第速やかに駆除することが重要です。
適切な殺虫剤を使用することで、病害虫からアーティチョークを守ることができます。
アーティチョークの栽培についてのまとめ
アーティチョークは、日本ではあまり見かけない珍しい野菜ですが、家庭菜園で育てる価値があります。
この記事を参考にして、ぜひアーティチョークの栽培に挑戦してみてください。
きっと素晴らしい収穫を楽しむことができるでしょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!