野菜の中でもサラダによく使われる「きゅうり」は、生食が一般的ですが、離乳食においてはいつから、どのように取り入れるのが適切なのでしょうか?
ここでは、赤ちゃんへのきゅうりの紹介方法や、おすすめのレシピについてご案内します。
きゅうりは0歳児でも食べられる?
きゅうりは離乳食の初期段階(生後5~6ヶ月頃)から導入可能です。
ただし、そのままでは硬すぎるので、すりおろしや加熱処理が必要になります。
赤ちゃんの成長段階に合わせた調理方法を見ていきましょう。
初期の調理法
皮を剥いてすりおろして使います。
中期の調理法
きゅうりの硬さを考慮して、初期と同じくすりおろしで提供します。
後期の調理法
加熱して柔らかくするか、薄く切って提供します。
完了期の調理法
薄く切って生で食べさせることも可能ですが、皮は剥いた方が柔らかく食べやすくなります。
きゅうりの下処理と調理法
まずは下処理が重要です。大人向けのきゅうりは洗ってそのまま食べることができますが、離乳食では以下の処理を行います。
- 皮を剥く
- 種を取り除く(大きい場合)
皮を剥くことで、滑らかな食感と青臭さを軽減できます。
種は小さい場合はそのまま食べられますが、大きい場合は取り除きます。
離乳食期は必ず加熱して提供するのが基本です。
中期
皮を剥いて種を取り除き、細かいおろし金ですりおろす
後期
皮を剥いて種が大きければ取り除き、約5mm程度に切る
完了期
皮付きのままでも挑戦可能ですが、1cm程度に切る
きゅうりスティックを生で食べる適切な時期は?
きゅうりのスティックは、手づかみ食べに適していますが、生で食べさせることは推奨されません。
その理由は次のとおりです。
- 硬すぎて噛み切れない可能性がある
- 衛生面を考慮して加熱が望ましい
したがって、離乳食期間中は加熱した状態で提供することが望ましいです。
生のきゅうりスティックは幼児食に移行してから試すのが適切です。
奥歯が生えてきて噛む力がついたら、薄切りのきゅうりから試してみましょう。
離乳食としてのきゅうりの選び方
赤ちゃんの離乳食において、きゅうりを取り入れる際の調理ポイントやおすすめのレシピを紹介します。
離乳食で使用するきゅうりは新鮮なものが適しています。
形は均一で、両端が固いものが良いです。
皮の表面のイボイボが尖っているものは新鮮です。
きゅうりの下ごしらえのコツ
離乳食でのきゅうりの下ごしらえには、皮をむくことと、必要に応じて種を取り除くことが含まれます。
皮をむくことで滑らかさが増し、青臭さも減ります。
種は、大きい場合には取り除いておきましょう。
離乳食レシピ 初期:きゅうりペースト
初期の離乳食では、きゅうりを皮をむいてすりおろし、耐熱皿に入れてラップをかけ、電子レンジで20秒加熱します。
つぶしがゆやうどんと合わせると食べやすくなります。
離乳食レシピ 中期:サラダ風きゅうり
中期の離乳食では、茹でたきゅうりをみじん切りにしてサラダ風にします。
やわらかくなっているかを確認しましょう。
離乳食レシピ 後期:きゅうりとヨーグルト
手づかみ食べが可能な後期には、加熱して柔らかくしたきゅうりとヨーグルトを組み合わせるのがおすすめです。
薄切りのきゅうりと水切りヨーグルトを混ぜ、少し加熱します。
離乳食レシピ 完了期:野菜スティック
離乳食が完了期になったら、きゅうりの野菜スティックを試してみましょう。
ただし、噛み切れる厚さにすることが重要です。
切り方は、片方を薄く、斜めにすると良いです。
やわらかく煮たにんじんや大根と一緒に提供し、水切りヨーグルトをディップに使うのも良いでしょう。
きゅうりは0歳児で食べられるが生はNG まとめ
きゅうりは離乳食に取り入れやすい食材で、特にすりおろした形であれば離乳初期から赤ちゃんに提供することが可能です。
ただし、きゅうりは自然に硬いため、生での摂取はやや困難です。
1歳頃になると手づかみ食べも可能になり、食材の硬さに慣れる良い機会になります。
食べる際は、赤ちゃんが食べる様子をしっかりと見守りつつ、徐々に硬い食材に慣れさせていくことが大切です。
最後までお読みいただきありがとうございました!