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米 vs ご飯!ごはんとライスの違いや米が主食になった理由とは?

米 vs ご飯!ごはんとライスの違いや米が主食になった理由とは? その他野菜

日本語では、炊いたお米を「ごはん」と呼びます。

そして、食事のことも「ごはん」と言います。

これは昔からお米が大切にされてきたため、食事全般を「ごはん」と呼ぶようになったのです。

「米」という漢字の秘密

「米」という漢字は、「八十八」という文字からできたとされています。

これは、お米ができるまでに88回もの手間がかかることを意味しています。

現代では便利な機械が普及していますが、稲を育ててお米を収穫するまでには多くの手間がかかります。

だからこそ、大切に食べることが求められるのです。

玄米を食べて元気な体を作ろう

玄米には、白米よりも多くの食物繊維やビタミンが含まれています。

玄米ごはんは少し固いので、よく噛んで味わいながら食べることが大切です。

お米からできる食べ物を調べてみよう

おせんべいやだんごなど、お米から作られる食べ物はたくさんあります。

調味料であるお酢もお米から作られています。

他にもどんな食べ物があるのか、調べてみましょう。

「ごはん」と「ライス」の違い

「ごはん」と「ライス」には違いがあります。

「ごはん」

「ごはん」は炊いたお米を指し、朝ごはん、昼ごはん、晩ごはんなど「食事」という意味でも使われます。

また、地域ごとに特産品や歴史的背景を反映した炊き込みごはんや混ぜごはんなどがあります。

「ライス」

「ライス」は英語の「rice」に由来し、炊く前の米や炊いたごはんを指します。

カレーライスなど洋風の料理名にも使われ、日本ではお皿で提供されるごはんを「ライス」と呼びます。

炊き方の違い

「ごはん」は鍋にお米と水を入れて火にかけ、水がなくなった頃が炊き上がりです。

これにより、水分を含んだ粘り気のあるご飯が炊き上がります。

「ライス」は途中で残った水を捨てて蒸すか、新たに水を加えて再び火にかけます。

こうするとデンプンが取り除かれ、パラッとした仕上がりになります。

盛り方の違い

「ごはん」はお茶碗に盛られ、お箸で食べます。

「ライス」はお皿に盛られ、フォークで食べます。

お茶碗に盛られる「ごはん」は粘り気があり、広げて冷まさずに食べやすい形状です。

一方、パラパラとした「ライス」はお皿に広げてフォークで食べやすくなっています。

さて、皆さんはこれから「ごはん」と「ライス」をどう使い分けますか?

なぜ、日本ではお米が主食なのですか?

日本でお米が主食となった理由は、稲が日本の気候に適していて、収穫量が多かったからです。

大昔、東南アジアで生まれた稲は、人々が種を持ち運び、世界各地で多くの種類が増えました。

東南アジア、インド、中国の文明が栄えたのは、稲が多数の人々の食生活を支えたからです。

稲は高温多湿な気候を好むため、アジアの多くの地域でよく育ちます。

邪馬台国の時代からお米はあった?

日本でも、邪馬台国を支えていたものの一つがお米であると言われています。

この時代には既にお米が主食として広く食べられていました。

米作りが始まる前の日本の人口は約20万人でしたが、奈良時代には600万人、江戸時代後半には3,000万人、現在では1億2,000万人以上に増えました。

これだけの人口を支えてきたのは、お米が他の作物よりも日本の気候に適していて、たくさん収穫できたからです。

昔の人々はこのお米の重要性に気づき、田んぼで一生懸命稲を育て始め、お米が日本の主食となっていったのです。

お米の魅力とは?

お米は糖質が中心でカロリーが高いと思われがちですが、脂質が少なく、たんぱく質を摂りやすい食材です。

日本人にとっては主要なたんぱく源でもあります。

さらに、ビタミン、ミネラル、食物繊維など多くの栄養素が含まれているため、栄養バランスの良い食材です。

また、水で炊くだけで美味しく食べられ、余計なものが入らないため、経済的にも負担が少ないのが魅力です。

お米を一日三回食べるべき?

はい。朝食にお米を食べると、昼と夜の食後の血糖値を安定させる効果があり、血糖値の変動を防ぎます。

昼食にしっかりお米を食べると腹持ちが良くなり、間食を防げます。

夕食にお米を食べると、睡眠の質が向上し、朝の目覚めがすっきりします。

さらに、睡眠中の代謝が上がり、脳の修復作業も助けるため、ダイエットや認知症予防にも効果的です。

お米を食べると太るの?

いいえ。お米を食べることで痩せやすい体になります。

お米は体を動かすエネルギー源であり、体温を生み出し、臓器や脳の活動にも欠かせません。

しっかりお米を食べると代謝が上がり、体温が上昇するためエネルギー消費量が増え、疲れにくくなります。

また、免疫機能が活性化され、風邪なども引きにくくなります。

さらに、お米に含まれるレジスタントスターチは腸内環境を整え、便秘改善やアレルギー症状の緩和にも期待できます。

※レジスタントスターチとは、小腸で分解されず大腸まで届くデンプンです。

食事は胃腸の筋トレ

健康のために「筋トレ」をする人が増えていますが、胃腸も筋肉でできています。

ただし、胃腸の筋肉は自分の意思で動かすことはできません。

「固形物を食べること」で胃腸の筋肉が動き、鍛えることができます。

高齢になり、全身の運動量が減少しても、食事を運動と捉えて朝・昼・晩の三回の食事を大切にしましょう。

よく噛んで食べることで胃腸の筋トレ効果はさらに高まります。

筋肉は使わなければ衰えます。

これは胃腸にも当てはまります。

食事の回数や量を減らすと、胃腸の機能が弱まり、太りやすくなったり、病気や老化のリスクが増えますので注意しましょう。

まとめ

以上が、米とご飯、ライスとの違いでした。

家庭で食べるカレーライスは、炊き方から見るとカレー「ごはん」ですが、盛り方から見るとカレー「ライス」となります。

少し混乱しますが、赤ちゃんはどちらも「まんま」と呼びます。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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