夏の野菜は水分を豊富に含むため、他の季節の野菜よりも保存に気を使う必要があります。
特にナスは、食べ時を見極めるのが難しい野菜の一つです。
ナスを切ってみて、内部に黒い点が見られると、食べられないのではないかと心配になることもあるでしょう。
今回は、ナスの断面が黒いツブツブになった時に食べられるのかどうかをご紹介します!
ナスの黒い点々の正体とは?
ナス内部の黒い点々が気になる場合でも、実はこれらは種が成熟して変色したものであり、まだ食用に問題ありません。
ナスを冷蔵しすぎると低温障害を引き起こし、種が黒くなったり、切り口が茶色に変色することがあります。
これを防ぐためにも、正しい保存方法を知っておくことが大切です。
ナスの種が黒くなる理由
新鮮なナスは内部が白く、白い種が見えますが、保存状態が悪いとこれらの種が茶色や黒に変色していきます。
この変色はナスが古くなり始めたサインであり、種の色が変わることで傷みが始まっていることを示します。
黒く変色したナスの種は食べられるか
黒く変色したナスの種は食べても害はありませんが、ナス自体が古くなっていることを意味します。
味や食感が劣化している可能性があるため、調理方法を選んで利用すると良いでしょう。
中身が全体的に黒ずんでいる場合も同様に、食べるのを控えましょう。
夏野菜の中でも特にナスは、黒い種を見かけてもすぐには諦めず、状態をよく確認してから判断することが重要です。
正しい知識と保存方法で、無駄なく美味しくナスを楽しむことができます。
茄子のおすすめの保存方法
ナスは、暑い地域原産の野菜であり、冷蔵庫の低温環境には弱い性質があります。
農林水産省によると、ナスの低温障害が起こる可能性があるのは5℃以下の温度で、適切な湿度を保つことで品質を長持ちさせることができます。
保存方法は2種類が推奨
ナスを保存する際に推奨される方法は二通りあります。
一つ目は、ナスをキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に置く方法です。
これにより、約1週間ナスを新鮮な状態で保つことができます。
二つ目は、ナスを丸ごと冷凍する方法で、これにより約2ヶ月の保存が可能になります。
使用する際は、室温で5分程度自然解凍させると良いでしょう。
茄子の食品ロス問題
食品ロスについて、2023年度のデータでは日本で523万トンの食品ロスが発生しており、その約半数が家庭から出ています。
食品ロス削減のためには、正しい保存方法を知り、不必要に食べ物を捨てないよう心がけることが大切です。
普段の食事に野菜を1皿追加してみよう!
また、野菜の1日当たりの推奨摂取量は350gですが、多くの人がこれを満たしていない状況です。
普段の食事に野菜を1皿追加することで、この目標を達成しやすくなります。
9月以降はナスをはじめ、キャベツやレタスなどの野菜が豊富に出回り、価格も手頃になる見込みです。
正しい知識をもってナスを楽しむことで、健康的な食生活に貢献しましょう。
ナスの種が変色する現象のおさらい
茶色や黒色の小さな点々は、実はナスの種が変色したものです。
水分を豊富に含むナスは、保存状態によってはすぐに傷みが進み、その過程で種の色が白から茶色、そして黒へと変わっていきます。
この色の変化は、ナスの鮮度が落ち始めているサインであり、その結果、風味や旨味が新鮮な状態と比較して劣ることがあります。
茄子の黒い点々の正体は種!食べれるの? まとめ
それでは、ナスの黒い点々の正体と食べられるのかどうかをご紹介してみました。
種が黒くなっている状態であっても、他に傷みの兆候が見られなければ食べることができます。
一方で、ナスの皮が柔らかくなっていたり、異常な臭いがする場合は、食品としての質が損なわれていることを意味するので、摂取を避けるべきです。
最後までお読みいただきありがとうございました!