小松菜の9ヶ月レシピ3選！赤ちゃんの離乳食後期におすすめなのは？

ホウレンソウの一種である小松菜には、多量のβ-カロテン、多様なビタミン群、鉄分、そして食物繊維が豊富に含まれています。

苦みが少なく柔らかいため、小さな子どもたちの食事に取り入れやすい食材の一つです。

今回は、離乳食として小松菜を取り入れる際の月齢別の適切な量と形状、そして調理のコツ、さらには赤ちゃんが喜んで食べるようにアレンジしたレシピを紹介していきます。

小松菜で9カ月の子供の離乳食を作れる？

では、小松菜をいつから離乳食に加え始めることができるのでしょうか？

赤ちゃんが生後5か月から6か月になる頃、離乳食の初めての段階であるゴックン期に、小松菜を導入することができます。

ただし、この時期は茎の部分は繊維が多くてまだ固いため、葉だけを使用するのが一般的です。

生後7か月から8か月になると離乳食の中期、いわゆるモグモグ期に入りますが、この時期も引き続き葉の部分だけを使うことが推奨されています。

生後9か月から11か月に差し掛かると、離乳食後期のカミカミ期に入ります。

この頃になると、茎部分も赤ちゃんに与えることができますが、柔らかく茹でてから細かく切ることで、食べやすくする工夫が必要です。

離乳食に取り入れる小松菜の選定方法は、以下の通りです。

離乳食専用の小松菜選びでは、鮮やかな緑色をしていて、厚みがありしっかりとした葉を選びましょう。

茎はがっしりとしているものが理想的です。

大きな葉は筋が発達していて食感が良くないため、小さく柔らかいものが望ましいです。

葉は先端から劣化していくので、購入後はできるだけ早く食べ切るのが良いでしょう。

離乳食での小松菜の使用量と加工方法については、赤ちゃんの成長段階に合わせて以下のように調整します。

生後5ヶ月から6ヶ月（離乳食初期）では、小松菜の葉の先端部分のみを柔らかく茹でた後、裏ごしまたはすり潰してとろみを加えます。

生後7ヶ月から8ヶ月（離乳食中期）になると、同じく葉の先端のみを使用し、柔らかく茹でた後に2mm程度に細かく切って、とろみを加えます。

生後9ヶ月から11ヶ月（離乳食後期）では、小松菜の葉と茎の両方を利用し、やわらかく茹でた後に5mmサイズに切り分けて、とろみを加えるのが適しています。

1歳から1歳半（離乳食完了期）には、葉と茎を茹でて、5mmから1cmサイズに切るとよいでしょう。

小松菜を離乳食に調理する際のコツは以下のとおりです。

根本についている土をきれいに洗い流しましょう。水を張ったボウルに根本を浸しておくと、水分を吸い込んで葉が元気になります。茎の根元には土が溜まりやすいので、広げて丁寧に洗いましょう。
離乳食中期までは茎を使わずに葉のみを調理します。茎はどんなに茹でても硬いので、生後7ヶ月から8ヶ月の赤ちゃんには葉だけを使いましょう。茎を持ち、葉を引くと綺麗に分けることができます。
離乳食初期の段階では茹でた葉をすりつぶし、繊維が残らないようにします。
離乳食後期になると、葉と茎を細かく刻んで食べやすくしてあげることが大切です。

離乳食用の小松菜を冷凍保存する方法については、生後5ヶ月から6ヶ月では茹でた後に棒状にして冷凍保存すると良く、使用する際には凍った状態で直接すりおろすことで裏ごしの手間を省けます。

生後7ヶ月から8ヶ月以降は、小松菜を細かく切ってラップで包んでから冷凍すると便利です。