きゅうりを切ってみたところ、中が黄色くなっていることがありますが、これは通常の薄緑色のきゅうりとは異なります。
黄色くなったきゅうりは食べられるのでしょうか。
ここではその疑問に答えます。
きゅうりの中身が黄色に?
まず、きゅうりが黄色くなる原因には3つあり、低温障害や腐敗がなければ、基本的には食べられます。
①完熟
時間が経ち完熟したために黄色くなった可能性があります。
通常、スーパーで販売される緑色のきゅうりは未熟な状態で収穫されています。
②低温障害
きゅうりは5℃以下の温度に弱く、低温で保管されると変色することがあります。
③腐敗
黄色いだけでなく、他にも臭い、皮の変色やヌルヌル、ぶよぶよとした触感、白い液体の分泌などがあれば、腐敗している可能性が高いです。
味の面では、黄色いきゅうりは青臭さがなくなり、甘みが増すことがあります。
料理に使う場合は、漬物や炒め物、スープの具材として使うのがおすすめです。
断面が薄いオレンジ色なら?
一方、きゅうりの断面が薄いオレンジ色になっている場合も、熟しすぎの可能性がありますが、腐っていなければ食べられます。
ただし、見た目があまり良くないため、サラダには向かないかもしれません。
中心が茶色く変色は傷んでいる証拠
もし、きゅうりの中心が茶色く変色している場合は、腐敗している可能性が高いため、食べるのを避けた方が良いでしょう。
茶色い部分を取り除いても、全体が苦くなり味も落ちてしまうため、残念ですが廃棄するのが賢明です。
中がスカスカで空洞の場合は?
きゅうりが中空の状態、つまり中がスカスカで空洞になっている場合もあります。
これは、食べられますが、空洞の周囲が黄色や茶色に変色していると腐敗している可能性があるため、注意が必要です。
フレッシュなきゅうりは色が鮮やかで、表面がつやつやしていて、しっかりとした重みがあります。
新鮮なきゅうりの見分け方
きゅうりを選ぶ際には、その新鮮さを見極めることが重要です。
店頭で新鮮なきゅうりを見分ける方法は以下の通りです。
イボの鋭さを確認する
きゅうりの表面にはイボのような突起があります。
これが鋭いほど新鮮です。
新鮮なきゅうりは甘みが強く、味わい深いです。
重さをチェックする
同じ大きさのきゅうりであれば、重いものを選ぶのが良いでしょう。
重いきゅうりは水分が豊富で、カリウムやビタミンCなどの栄養価が高い傾向にあります。
均一な太さを選ぶ
日光を均等に浴びているきゅうりは太さが均一です。
これは健康な成長を示しています。
色を確認する
濃い緑色でツヤのあるきゅうりが良い選択です。
これは水分が多く、新鮮な証拠です。
一方で、緑から黄色に変わりつつあるきゅうりは避けた方が良いでしょう。
きゅうりを選ぶ際は、これらの見た目(重さ、イボ、色、太さ)と重さを基準にしてください。
新鮮なきゅうりの保存方法
新鮮なきゅうりを購入したら、適切に保存することが大切です。
きゅうりは2~3日で劣化しやすい野菜です。
以下は、きゅうりの保存方法です。
冷蔵保存
表面の水分を拭き取り、新聞紙やキッチンペーパーで包みビニール袋に入れます。
ヘタを上にして冷蔵庫の野菜室に立てて保存しましょう。
これで約4~10日程度の保存が可能です。
低温と乾燥に弱いため、野菜室での保存が適切です。
冷凍保存
きゅうりを薄切りにして塩もみし、水分を切った後、ラップで包んで小分けにします。
保存袋に入れて空気を抜き、冷凍します。
自然解凍で食べることができ、約1ヶ月間保存できます。
これらの方法で、新鮮なきゅうりを長持ちさせることができます。
きゅうりの中身が黄色の原因は? まとめ
きゅうりが内部で黄色く変色しているのは、主に「低温障害」「腐敗」「完熟」が原因です。
これらの状況によって、きゅうりの中身が黄色に変わることがありますが、低温障害が原因であったり、腐敗していなければ、食べることができます。
きゅうりは痛みやすい野菜の一つなので、購入時には新鮮なものを選び、適切に保存して美味しくいただきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!