食用のつぼみ部分が特徴的な「アーティチョーク」です。
ヨーロッパでは一般的な食材ですが、日本ではまだ馴染みが薄い存在です。
今回は、アーティチョークの味や特徴、おいしい食べ方、産地や下処理の方法について詳しく紹介します。
この情報を知れば、アーティチョークを試してみたくなるでしょう!
アーティチョークの味と特徴
アーティチョークはキク科の植物で、花びらのような見た目が特徴です。
そのため、調理方法を知らないと、店頭で見かけても手に取りづらいかもしれません。
新鮮なものは生でも食べられますが、一般的には加熱して食べるのが普通です。
アーティチョークとは?
アーティチョークは地中海沿岸が原産の多年草で、和名では「朝鮮あざみ」と呼ばれます。
紫色の大きな花を咲かせ、日本では観賞用として親しまれていますが、イタリアなど地中海地域では日常的に料理に使われる食材です。
このため、食べられる部分は限られています。
日本ではまだ知名度が低く、取り扱う店も少ないため、入手が難しい食材です。
アーティチョークの旬
アーティチョークの旬は5月から6月ですが、日本での栽培はまだ限られています。
花が咲く前の大きく膨らんだつぼみを収穫する必要があるため、旬の時期も短く、入手が難しい状況です。
しかし、瓶詰や缶詰のアーティチョークも販売されているため、季節を問わず楽しむことができます。
種から育てると2年目から収穫ができ、3年目にはさらに多く収穫できるため、挑戦してみる価値があります。
アーティチョークの下処理
アーティチョークを購入したら、下処理が必要です。
用意するものはレモン水。
アーティチョークは変色しやすいため、レモン水に浸けながら処理します。
まず、花びらのような部分を一枚ずつ剥がします。
すべて除いたら、茎や側面のかたい部分を包丁で切り落とします。
アーティチョークの調理法
アーティチョークは通常、加熱して調理するのが一般的です。
丸ごと茹でたり蒸したりするほか、素揚げやオイルで煮たり、ローストする方法も人気です。
また、花びらの形を生かして、アンチョビやガーリック、牛ひき肉などを詰めて蒸し焼きにする方法もあります。
アーティチョークの選び方と保存方法
店頭でアーティチョークを選ぶときのポイントをご紹介します。
アーティチョークは、ふっくらとして重みのあるものを選びましょう。
ガクの部分はしっかりと閉じており、張りがあるものが新鮮です。
ガクが開いているものは固くなりがちなので避けましょう。
購入後すぐに食べない場合は、アーティチョークをポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
乾燥しやすいので、早めに食べるようにしましょう。
日本国内での生産
日本で流通しているアーティチョークのほとんどは輸入品ですが、少量ながら国内でも生産されています。
アーティチョークはほくほくして甘い? まとめ
今回はアーティチョークについて詳しく紹介しました。
日本ではフレッシュなものを手に入れるのが難しいかもしれませんが、その特徴や調理法を知ることで、アーティチョークを試してみたくなった方も多いのではないでしょうか。
レアな食材なので、見つけたら、ぜひ購入してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!