大根は柔らかく甘くなる調理特性を持ち、赤ちゃんの離乳食に適している食材です。
その栄養価の高さから、健康を支える食材として赤ちゃんにも積極的に食べさせたい一品。
ここでは、大根の調理法や保存方法、離乳食の進行に合わせたレシピをご紹介します。
離乳食での大根導入時期
生後5~6ヶ月の離乳食初期から大根は導入可能です。
特に根部を柔らかく煮て使いますが、葉部分も柔らかく加熱後に細かくすりつぶせば、初期から安心して与えることができます。
甘みを引き出す調理法として、大根を水からゆでる方法がおすすめなので、やってみてください。
離乳食向け大根の選び方
離乳食に適した大根選びのポイントは、重量感があり張りのあるもの、根髭が少なく葉が生き生きとしたものを選ぶことです。
保存時は、葉を根から切り離して保存すると、根部分の風味が長持ちします。
離乳食での大根の使用量と形状
離乳食における大根の使用量と形状は、赤ちゃんの成長段階によって異なります。
初期では皮を剥き、柔らかく煮て裏ごしするかすりつぶします。
中期ではやや固めに煮て細かく刻み、後期と完了期ではさらに大きなサイズに切って提供します。
大根の調理ポイント
- 中央部を利用する:甘みが強く柔らかい中央部分が離乳食に適しています。
- 1㎝角に切り水からゆでる:均等に火を通すためには、1㎝角に切り水からゆでることがポイント。昆布を加えると、さらに美味しくなります。
先輩ママの調理テクニック
圧力鍋を利用すると、大根を含む根菜を時短で柔らかく調理できます。
特に、根菜たっぷりのミネストローネなどに便利です。
大根の冷凍保存法
ゆでた大根とそのゆで汁は、小分けにして冷凍保存すると、汁物や煮込み料理に便利です。
葉部分も柔らかく煮て細かく刻み、フリーザーバッグに入れて冷凍保存すると良いでしょう。
離乳食向け大根レシピ4選
以下に、生後5~6ヶ月のごっくん期から生後1歳~1歳6ヶ月のパクパク期までにおすすめの大根の離乳食レシピを4つご紹介します。
①大根とその葉のやさしい煮込み
【材料】
- 大根:10g(2㎝角1片)
- 大根の葉:適量
- 出汁:1/2カップ
【作り方】
- 大根の皮を剥き、大根とその葉を粗くみじん切りにします。
- 出汁を入れた鍋に大根を加え、弱火で温めます。沸騰後、大根の葉を加えて柔らかくなるまで煮込みます。
- 煮込んだ大根と葉を取り出し、滑らかになるまで潰します。必要に応じて煮汁で調整します。
②納豆と大根の汁物 離乳食中期向け
【材料】
- 大根:15g(2.5cm 角1片)
- 納豆(ひき割り):12g(小さじ2と1/2)
- 出汁:大さじ3
【作り方】
- 大根を皮を剥き、柔らかく煮ます。
- 納豆をフォークで潰し、柔らかくなった大根と出汁を鍋に入れ、軽く煮込みます。
③大根と豆腐のやさしい煮物
【材料】
- 大根:25g(2.5cm角2片)
- 木綿豆腐:40g(1/8丁弱)
- 出汁:1/2カップ
- 水溶き片栗粉:適量
【作り方】
- 大根を皮を剥き、柔らかく煮た後、冷ましてから潰します。
- 潰した大根、豆腐、出汁を鍋に入れ、中火で加熱します。沸騰後、弱火にして約1分煮込み、水溶き片栗粉でとろみをつけます。
④大根ステーキにツナソース
【材料】
- 大根:40g(2cm角4片)
- ツナ缶(水煮):20g(大さじ2)
- 植物油:少々
【作り方】
- 大根を皮を剥き、柔らかく煮た後、食べやすい大きさに切ります。(この時の煮汁を保存しておきます)
- ツナの汁気を切り、すり鉢で滑らかにすりつぶした後、大根の煮汁で薄めます。
- フライパンに油を引き、水気を拭き取った大根を両面焼きます。
- 焼き上がった大根ステーキにツナソースをかけて完成です。
大根で9カ月の離乳食を作ってあげよう! まとめ
大根はそのさっぱりとした味わいで、さまざまな料理に使いやすい野菜です。
おでんや鍋物、味噌汁の具材としても活躍し、味のアレンジ次第で大人の食事から赤ちゃんの離乳食まで幅広く使用できるのが特長。
離乳食への取り入れ方もぜひ試してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました!