一年を通じて、水耕栽培に適した小松菜は、季節を問わず育てやすい葉物野菜です。
特に発芽率が良く、成長が早いため、水耕栽培に最適です。
今回は、水耕栽培での小松菜の育て方をご紹介しましょう。
小松菜をLEDと水耕栽培で育てる方法
育てるためには以下が必要です。
家庭用の育苗キットを使用するのが一番簡単で、水耕栽培を行います。
この育て方では、市販されている種子を用意すれば大丈夫です。
苗を作る
苗を作る過程では、スポンジの培養シートをたっぷりの水に浸し、柔らかくしてから、育苗トレイに設置します。
このスポンジシートは根が伸びやすい環境にしてくれるので用意しておきましょう。
タネをまく
次に、スポンジの隙間に小松菜の種を蒔きます。
数粒の種を8mmの深さに置きます。
種にはジョウロで優しくたっぷりの水を与えます。
水はシートの底が湿るまでたっぷりと。
培養シートが乾燥しないように、容器の上には透明なラップをし、初日は光を遮断するために黒いシートをかけます。
日光とLEDライトを使う
3〜5日後には、苗が芽を出し始めます。
芽が出たら、たっぷりと光を当てることが大切です。
日中は自然光、夜はLEDライトや蛍光灯を使って光をあてます。
光が不足すると、植物が茎を伸ばすだけの徒長と呼ばれる現象が起こるので、日中は十分な光を当てるようにしましょう。
本葉が出始めたら、肥料を与えますが、薄めた肥料を根に吸収させます。
育成ポットに移して水耕栽培
小松菜の苗は12〜16日でしっかりと成長します。
その後、育成ポットに移して水耕栽培を行い、適切な水やりと日光を与えることで、22日で収穫可能な大きさにまで成長します。
小松菜の収穫
収穫は大きな葉から行い、小さな葉は成長を促すために残します。
室内で水耕栽培されたため、無農薬の小松菜は軽く水洗いするだけで食べられます。
寒い季節は鍋料理に加えて、栄養価が高く美味しい寄せ鍋を作ることができます。
この方法を使えば、年中を通じて、いつでも栄養豊富な葉物として小松菜を楽しめるんです。
小松菜の栽培でLEDを利用するメリットとは?
LED光源を活用すると、多くのメリットがあります。
まず、化学薬品の使用を避けることができますし、環境条件に左右されずに一定の収穫を期待できる点が大きなメリットです。
安定して育ってくれれば、生産計画も立てやすくなるため、メリットも大きいんですね。
お陰で、物流コストの削減&都市部でも栽培できるようになり、地方からの輸送依存を減らせるおまけつきです。
例えば、東京や大阪の一部のビルでは、実際に、直接食材として使用する野菜を店内で栽培しています。
技術がさらに進めば、都市だけでも量が足りるなどの農業体系を構築できるかもしれません。
個人でLED栽培を始めるなら?
個人レベルでLEDを使った栽培を始める際には、適切な光源、水溶液の肥料、栽培器具、そして苗が必要です。
キットを利用することで、初心者も簡単に栽培を始められます。
また、DIYに興味がある人は、インターネット上の記事を参考にしながら独自の水耕栽培システムを構築するのも楽しそうですね。
水耕栽培の注意点
水耕栽培を行う場合、酸素の供給がかなり重要です。
土壌が自然に提供する空間を水が置き換えるため、エアーポンプの使用や水上で根を保つ工夫が求められます。
キットには通常、このような指示が含まれていますので、適切な手順を守ることが大切です。
さらに、植物の成長には適切な量と質の光は不可欠です。
始める際には、小規模からスタートし、徐々に経験を積みながら規模を拡大することをお勧めします。
小松菜の水耕栽培ではLEDが活躍! まとめ
LEDは、装飾照明や交通信号といった用途でよく知られていますが、それだけではありません。
この技術は農業においても、特に葉物野菜の栽培に効果を発揮しています。
現在はレタスのような葉野菜に限定されている場合が多いものの、将来的には果実や根菜類、さらには穀物の生産にまでその利用が拡大すれば、日本の農業のあり方に革新をもたらす可能性があります。
最後までお読みいただきありがとうございました!