保存方法によって長持ちさせることができる、なすの4つの保管法をご紹介します。
なすは傷みやすい野菜のため、適切な方法での保管が美味しさと新鮮さを維持する鍵です。
以下の4つの方法を試してみてください。
茄子は3週間保存可能?
それぞれの方法について、具体的な手順を見ていきましょう。
常温による保管|2〜3日
室温が15度以下であれば、暗く涼しい場所で常温保管が可能です。
ただし、この方法での保管は2〜3日が限度なので、早めに使い切るようにしましょう。
- 一本ずつ湿ったキッチンペーパーで包む
- ジップロックバッグに入れ、暗所で立てて保管
この方法で保存したなすは、食感を損ねることなく、さまざまな料理法で使用できます。
冷蔵庫での保管|1週間
なすは、生の状態で冷蔵庫内で1週間保管できます。
冷やし過ぎに注意し、野菜室での保管をおすすめします。
- なすの表面の水分をキッチンペーパーでよく拭き取る
- ラップで一本ずつ包み、ジップロックバッグに入れて野菜室で保管
冷蔵保存したなすも、さまざまな料理に利用可能です。
冷凍による保存|1ヶ月
長期間の保存が必要な場合は、冷凍が適しています。
適切な下処理を行うことで、1ヶ月間保存が可能です。
丸ごと冷凍する場合
- へたを取り除き、耐熱皿に置いてラップをし、500Wの電子レンジで2分加熱
- 粗熱が取れたらラップで包み、ジップロックバッグに入れて冷凍庫で保管
カットして冷凍する場合
- へたを取り除き、好みのサイズに切り分ける
- 水に10分程度浸す
- 水気をキッチンペーパーで拭き取り、ジップロックバッグに入れて冷凍庫で保管
乾燥による保存|3週間
乾燥保存は、なすを長期間保管する別の方法です。
適切に乾燥させた後、密閉容器で保存します。
- へたを取り除き、5mm厚さの輪切りにする
- 水に10〜15分程度浸し、アク抜きをする
- キッチンペーパーで水気を拭き取る
- なすが重ならないようにザルに並べ、2〜3日間天日干し
- 乾燥剤と共に密閉容器で保存
乾燥させたなすは、味が濃縮され、煮物など濃い味付けの料理に適しています
なすが乾燥でしおれてしまった場合の解決策と、保存に適したなすを選ぶためのポイントをご紹介します。
しおれたなすの復活法
なすが乾燥でしおれてしまった時は、簡単な手順で元の状態に戻すことが可能です。
- なすの両端を切り落とす
- 大きめのボウルに水を満たし、なすを完全に水に浸して5~6時間置く
この方法で、乾燥によって失われた水分を補充し、なすをツヤのある状態に戻すことができます。
保存に適したなすの選び方
新鮮で長持ちするなすを選ぶために、以下の5つのポイントをチェックしましょう。
- 色とツヤ: 新鮮ななすは、鮮やかな紫色にツヤがあります。色が褪せたり黒ずんでいるなら、できるだけ早めに使用するのが良いでしょう。
- 花萼の硬さと刺: 新鮮ななすは、花萼が硬く鋭い刺があります。刺がなくなり、花萼がしおれている場合は鮮度が落ちています。
- 身の張り: 水分をたっぷり含んだなすは、触っても弾力があります。柔らかすぎたり、押すと凹むなら新鮮さが失われている証拠です。
- 茎の切り口: 新鮮ななすの茎の切り口は、みずみずしく薄い黄緑色をしています。乾燥して茶色に変色している場合は、鮮度が落ちています。
- 種の色: 新鮮ななすの種は白く、黒い斑点がないものを選びましょう。黒い斑点がある種は、品質が落ちているサインです。
これらのポイントを押さえることで、新鮮で保存に適したなすを選ぶことができます。
茄子は乾燥させれば3週間保存できる! まとめ
なすを保存する方法は主に4つあります。
常温保管、冷蔵、冷凍、そして乾燥です。
保存を始める前に重要なのは、なすの鮮度を見極め、それぞれの保存法に適した準備をすることが重要です。
なすは多用途に使える食材で、炒める、揚げる、煮る、漬けるなど、主食から副菜までさまざまな料理に活用できます。
これらの保存方法を活用して、様々ななすの料理を楽しみましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!